多趣味・マツキヨの落書き帳

2013年(平成25年/皇紀2673年)1月、タイトル含めて大幅刷新いたしました。 いろいろと埋めてまいりますのでお楽しみに。

2017.12.1 君縄以来の衝撃 KUBO 二本の弦の秘密 鑑賞記

私が劇場で映画を見ることに何の抵抗もなくなったのは「多分、あの日から」(某ヒロイン 談) 。
そう。2016年10月1日に、西宮ガーデンズのOSシネマズで「君の名は。」を見てからのことである。

2016/10/1→11/1→12/1と、3回連続「君の名は。」を見ている。3カ月も同じ映画を見ることなど、49年(当時)生きてきた中でも、ありえない行動だった。これからも単発でも上映されると思われる「君の名は。」なので現時点で36回鑑賞となるわけだが、こうなることは想定外だった。
だが、スクリーンに対峙することのハードルが下がったこともあり、君縄以外にも様々な映画に触手を伸ばす。そして迎えた2017年の「映画の日」。

「探偵はBARにいる3」の封切日であり、ちょっとだけ気持ちが動くが、他にないか、と思ってブラウジング。すると、T・ジョイ系で「KUBO」をやっていると確認。
去年の今頃、君縄がアカデミー云々を言っている途上でこの作品も候補に挙がっていたことが思い起こされる。立体を動かすストップモーション(要するにコマ撮り)アニメーションなのに、まるでCGでも見ているかのような感覚にとらわれるという技術面での評価も高い作品であった。

梅田ブルク7での上映を確認し、現地に。開始20分前に購入するが、△表示。よって8割以上入場確定。中箱とはいえ、この成績は立派である。もぎられて入るが、延々エスカレーターのお世話に。ようやく目指す7番に入る。少し前に大改装でも行ったのか、旧の足の固定跡が生々しく残っている。それでも椅子は、神戸国際松竹同等のレベルの高いシート。次々に客を拾うが、その年齢層のばらけぶりにびっくりする。当方の左は、私より数歳年上の60歳手前の御仁、右は20代の男性ペアだった。この一角は男性比率が高かったが、全体的にはやや男性優位で推移。花金ということもあり、カップルが4割、ソロ3割、ペア2割、残りグループと言った感じ。平均は30代後半から40代前半とする。

ストーリーは、平板と思いきや、まったくそうは見せない複雑ぶりを呈する。子供に夕暮れまでに帰ってくるように言う母親。その禁を犯したクボに襲い掛かる二人の”化身”。それに対峙する母親はそこで命を落とす。
気がついたときには、人間の言葉をしゃべるサルがクボの道しるべとなる。さらに進むと、父親の家来だったというクワガタにさせられている元侍という男性もチームに加わってくる。このあたり、ストーリー建ては「モアナ」とそっくりだ。
そこから、三種の神器ならぬ3つの武器を探す旅が始まる。折れない刀も、貫かない鎧も、兜も…すべて一筋縄では手に入っていかない。年端もいかないクボが戦うには不十分。サルが、クワガタが奮闘して何とか兜以外は手に入る。
そして兜のありかを知らせる老人のお告げ。だが、これこそが最大の罠であった。そしてクボに随伴していた2匹は、実の両親であることが敵によって明らかにされる。クボが怒りに燃えて三味線の弦をたたき切った時…すべては終わった。何もかもを灰燼にして…
そして、大ボスたる夢で出てきた老人…月の帝との最終決戦がクボも行き来していた村で執り行われる。圧倒的力量の差で追い詰める月の帝の転じた龍のような化け物。だが、墓地で合いまみえるクボは、まさに自身の最大限の力を発揮する。それは、「不死身」であり続けるのではなく、ひとつの物語の終わりは、新たな物語の始まりだと諭していく。切れた三味線の弦の代わりに、亡き母の遺髪、父の弓の弦を張る。これこそが「二本の弦の秘密」であるのだ。うまいことやってくれよる。
もちろん、死者となった二人が生き返るわけではない。だが、精霊流しのラストシーンで二人の愛に包まれているクボを見て、こちらも少しだけ救われる。

何がすごいって、全て造形をじわじわ動かして作るストップモーションアニメーション。もちろん、撮り方はコマ撮りほどではないものの、それに近いカット数になっていることは想像に難くない。エンドロール途上に、折れない剣を探しているときに大きな骸骨人形と戦う場面がメイキングとして挙げられていたが、早送りしているからそれ相応に見られるのであって、普通スピードなら退屈過ぎてあくびが出るレベルだと思う。
それも踏まえて採点である。一部レビューには、「この日本描写もとんでもない」という扱いをしているようだが、私的には許容範囲である。むしろ、日本的なものにしようとした意図を感じる方がよかったか。
折り紙が出来上がっていく過程も面白いし、なんといっても、語り部少年・クボの村でのハンゾウ物語は、序盤の盛り上がりとしてもよかったし、一気に引き込まれるところでもあった。
ただ「死の提示」をあえて避けて通っていたように感じたのはややマイナス。暗黒面に落ちてしまった3姉妹全員が死んでしまったのもむごいといえばむごい。そういうわけで、95点はあるとしたい。
それでも、洋画アニメーション映画では、文句なしの一位確定。総合でも上位はゆるぎないとみている。

それにしても。。。
「きみの声をとどけたい」と言い、この作品といい。観てくれればよさはわかる作品が冷遇/客が入らない。こんなことではいけないと思う。


ラーメン店訪問記(45) ロードサイド店でないと 横綱 三条河原町店

10/28。
爆音映画祭を11/19に控えて、MOVIX京都での前売り発売初日。

いろいろあって、ネット決済がつかえなかった小生は、泣く泣く現地にチケットを買いに行く。
初日にネット受付と同時に購入に至った層こそ、君縄オタといえるわけであり、当然のようにスクリーンに対して中央の席から売れていく。何度もリトライして買えなかったあの日の深夜…過ぎ去った時間はともかく「この千載一遇のチャンスをものにできない」悔しさの方が上回っている。

しかし、一夜明け、状態を見てみるのだが、初日でそこそこ埋まると思っていた席はそれほどでもなく。真ん中に固執するのではなく、前の方に圧がかかっていたようにも感じられ、後ろの方はまだまだ空席が残っていた。
そうとわかれば、グズグスしている時間はない。仕事終わりに劇場に突撃した。もちろん、ネットで買えれば必要ない電車代という余分な出費もこういう事態になったからには"必要経費"。チケット代と肩を並べる出費も躊躇している場合ではない。

ほぼ念願の位置に近い場所に席を押さえて、当方は胸をなでおろす。スクリーンの大きさを感じられるP列13番。あの感動が今、書いているだけでよみがえってくる。

そこからまっすぐ帰るのも面白くない。5/12に、MOVIXの最終回を見た時に見つけていたロードサイド店ではない横綱店を発見。久方ぶりに入ってみる。
とはいっても、ロードサイド店には、2016.10の第一次ダイエー全店コンプリート達成時に訪問しているものの、味が「コレジャナイ」感満載で、レビューまでには至らなかった。

リベンジ、と言ってもいい訪問だったわけだが、その効果はプラス、というより「元に戻った」感覚を確かなものにする。
横綱京都

スープが往年の味をとりもどしていたからである。こういうチェーン店では、店ごとになぜか味が違うのがデフォルトとされるわけだが、ここは、元来の味をそのまま表現できている。脂っぽい感じとか、そこそこ感じる豚骨臭とか…。
スープが命、の屋台系だけに、これだけで喫食してよかった感じにさせられる。

ねぎ入れ放題も健在。やっぱり横綱はこうでなくてはいけない。

麺  3.8/5  スープ  3.9/5  具材  3.5/5    総合評価 90点
食べログの記事はこちら。

ラーメン店訪問記(44) 少しだけ見直し 天下一品 新京極三条店

これまでは、どちらかというと個々人で勝手に活動していたと思われるツイッター民たち。
だが、ひとつの作品がそのバラバラな思いを一つにつなげていく。

当方的には36回目となった「君の名は。」鑑賞記は、まさにオープニングで早くも号泣し、音響のド派手感に身をゆだねるとどこからでも涙腺が励起してしまうという恐ろしさを兼ね備えていた。カタワレ時。ストリングスが奏でる物憂げな旋律からもう、スクリーンを正視できない。当方の両隣の観客はあまりのことに開いた口がふさがらなかったのではないかとさえ思う。

若干の拍手の後、劇場を後にする。「プチオフ」と称していたこともあり、待ち合わせることしばし。関西民である一人と、愛知民であるお方との合流がなされ、ラーメンでも、という提案で、MOVIX至近のラーメン店「天下一品」が指名される。

実のところ、天下一品系に入るのは、はっきり言って記憶にないほどの大昔。「こってり」のスープがあまりのゲル状で辟易して以来、一度も入っていない。
そんなスープを堪能しなくては…と思っていたのだが、ここはあえてこってりを選択。
出てきたのがこれである。
天一三条


あの時に食べた感覚とまったく違う"液体感"。そう。ゲルではなく、スープだった。そして、そのスープは、混然一体となった、様々なうまみが相乗効果をもたらし、エキス満載の幸せを感じられるほどの内容で迫ってくる。
とはいうものの、濃い、という部分は否定できない。そのスープをまとう麺はやや力感不足。堅めをオーダーしたものの、そこまででもなく、少しだけ評価は落ちる。

至近にあった横綱は、ねぎは入れ放題。若干物足りない、というか、食べた感覚にとらわれなかったのも少しだけ残念な点だ。
セット麺だったから、という部分は無きにしも非ずだが、スープに対するアレルギーは若干薄らいだ。次からは「ええ、天一かよ」とならないで訪問できそうな気がする。

麺  3.7/5  スープ  3.9/5  具材  3.4/5    総合評価 88点
食べログの記事はこちら。
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