日経平均は本日も大幅下げ。売買も盛り上がらず、ダダ下がりの様相を呈している。
 当方所有の銘柄も危険水域。とくに9712 トランスデジタルはとうとう上場来安値を更新。底辺をさまよう最悪の状態。とはいえ、このままで終われないので塩漬け中。
 
 昨今話題といえば4723 グッドウィルGだろう。日雇い派遣の市場が大幅縮小するという厚生労働省の方針に加え、違法派遣で刑事罰が下り免許取り消しとなってしまうことが確実となり、こちらも年初来安値を更新。さすがに4000円台では買いも入り今日は大幅出来高となったもののストップ安は変わらなかった。
 さて日雇い派遣最大手のここ、そして4848 フルキャストとも株価を大幅に下げている。しかし、よく考えてみると、日雇い派遣でうるおっていたのは安い賃金で不定期雇用を推進してきた大手企業やメーカーたちである。日雇いがなくなれば、自分たちでバイトを雇わなくてはいけなくなる。それは仕事量が多くても少なくても発生する人件費である。当然固定費はかさみ、それらは価格に転嫁される。必要最小限でまわそうとする余り、人を取らなくしてしまうことも考えられむしろ雇用機会をなくすことにもつながりかねない。
 派遣で仕事のほとんどをまかなっていた企業に逆風が吹くことは容易に察しがつく。しかもこのところの経費高騰。企業業績に暗雲が垂れ込み始めたといっても過言ではない。