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この製品は、結論から書かせていただく。
めちゃくちゃ期待はずれである。本当に何がしたいのか、分からない、トンデモ製品だ、と評しておきたい。
だいたい、当方、今の今まで「尼崎あんかけチャンポンプロジェクト」なるものが存在していることすら知らなかった。「へぇ、あのアマがねぇ。次のB−1でも狙ってるんだろう」くらいの感想しか思い浮かばないし、そもそもどんな味がベースなのかすら知らない。
そういう人に向けて、製品を出すというのなら、「一麺入魂」といっても過言ではない、重厚感あふれるものにしないといけないはずである。ところが、出ていた製品は縦型カップの廉価版(タイムセールで75円でゲット。なので一応価格補正を加える予定である)。物は試し、とは言うものの、いやぁな予感も漂っていた。
いざ実食。だが・・・
麺は丸断面ながら、頼りなさが表に出てしまう、ちゃんぽんとは言いがたい麺。もっとも、尼のちゃんぽんが細めの麺で提供されている可能性もあるので、そこは固定観念を払拭すべきかもしれない。
麺はまだいい。問題はスープのほうである。一切特徴らしいところが垣間見えないとは、どういうことだろうか?「とろみスープ」とうたってはいるものの、どろくった感じも無く、ちょっと麺にまとわり付く程度。肝心の味のほうも、エキス分に振っている感じもなく、くどさもしつこさも何にもなし。びっくりする没個性にむしろ脱帽である。具材もいずれも存在感は無く、量はほどほどと感じたが、埋没感は半端ない。
カップ側面には尼崎の「非公認」ゆるきゃらである「ちっちゃいおっさん」が大写し(お名前が「酒田しんいち」とおっしゃるとは初めて知った。しかもこいつも非公認ww)になっている。非公認と言うことは、結構キャラクター使用料も発生していると考えられ、その分も価格に転嫁しているのか、と思うと暗澹たる気持ちになる。
そもそも「チャンポンプロジェクト」が味に関して、プレッシャーをかけた感じが見当たらないのが気にかかる。この味で製品化OKを出したということは、実際の実店舗でのちゃんぽんも推して知るべし、と言うレベルのものに成り下がっていると感じたからである。
相対的にダメダメな製品だったが、同じラインアップでふなっしーの船橋ソースラーメンもスタンバイしている・・・これもあんまり「大当たり」の予感がしないのがどうなるのか・・・来月はいろいろ新商品もレビューしたいと思うが、4月最後がこれで終わってしまうのが残念である。
購入場所 イオン 野田阪神店(タイムサービスワゴンからゲット)
麺 2.4/5 スープ 2.3/5 具 2.6/5 総合評価 70点(価格補正つき)