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というより、実は、記事にする前に一度読んでいたりするのだが、その時はタイトルだけ。「今北産業」ばりに、タイトルだけ見て、記事の内容にまでは突っ込みを入れなかったのである。
その理由は、ずばり、「誰に聞いたら、そんなラインアップになるの?」という内容だからである。
まず、「アメリカ人に聞いた」という時点で、アメリカにどんな形であれ放送されていないと、選からは漏れてしまう。その点、「クレヨンしんちゃん」がアメリカ上陸を果たしているばかりか、10傑に入っているという点が非常に面白い。おそらく「トムとジェリー」的な、ドタバタや、ギャグアニメはそれほどアメリカ国内ではもう作っていないと思われ、そういったあたりがこのアニメをランクインさせたものと推察する。
それにしても…
日本では絶大なる人気を誇っている諸作品が全く姿を見せていないところが面白い。ほかの参加者の方々も、やれジョーだ、やれハイジじゃ、と喧しい。
しかし、実際、日本のアニメーションが『ジャパニメーション』なんて持ち上げられて始めたのは90年代に入ってから。それまで純粋に「オタク」が楽しむものだったアニメーションに、外の目を振り向かせたのは、88年公開の「となりのトトロ」と「火垂るの墓」であろう。
もちろんこれらもあり、だとは思うが、私の中では「ログ・ホライゾン」がないのが承服しかねるところでもある。
超一流ゲーマーたちがゲームの世界に迷い込んだ時、どういう事が起こりうるのか、を丁寧に描いた傑作でもあり、近年の作品の中では、作品力が突出している。また、ヒロインは死なないという固定概念を覆した「魔法少女 まどか☆マギカ」も、ただの萌え系ではないオーラを纏っている。
このラインアップを見て分かることは、実は、意外と、日本のアニメーションって、理解されているのだ、ということ。勧善懲悪オンリーでしかかかれないマーベルコミックスとは違い、非日常や未来感あふれる作品が名を連ねていることをとっても、彼らアメリカの人々に日本独自のアニメ文化が、受け入れられているのだとわかる証左ともいえる。
アニメーション周辺雑記人を自認して30年余り。アメリカで「クレヨンしんちゃん」が10傑に入るランキングを目のあたりにしようとは思いもよらなかった、というのが偽らざる感想である。