多趣味・マツキヨの落書き帳

2013年(平成25年/皇紀2673年)1月、タイトル含めて大幅刷新いたしました。 現在、ダイエー店舗訪問記録/映画鑑賞記/即席麺試食記/ラーメン店訪問記がメイン記事となっております。画像/引用/リンク等は、ご随意に。

2015年09月

むしろマニアックなラインアップに驚愕。

ブログネタ
あなたが思い浮かべるアニメの名作は? に参加中!
ブログネタに上がってきていたので、まずは当該記事を読んでみる。
こちら。

というより、実は、記事にする前に一度読んでいたりするのだが、その時はタイトルだけ。「今北産業」ばりに、タイトルだけ見て、記事の内容にまでは突っ込みを入れなかったのである。

その理由は、ずばり、「誰に聞いたら、そんなラインアップになるの?」という内容だからである。
まず、「アメリカ人に聞いた」という時点で、アメリカにどんな形であれ放送されていないと、選からは漏れてしまう。その点、「クレヨンしんちゃん」がアメリカ上陸を果たしているばかりか、10傑に入っているという点が非常に面白い。おそらく「トムとジェリー」的な、ドタバタや、ギャグアニメはそれほどアメリカ国内ではもう作っていないと思われ、そういったあたりがこのアニメをランクインさせたものと推察する。

それにしても…
日本では絶大なる人気を誇っている諸作品が全く姿を見せていないところが面白い。ほかの参加者の方々も、やれジョーだ、やれハイジじゃ、と喧しい。
しかし、実際、日本のアニメーションが『ジャパニメーション』なんて持ち上げられて始めたのは90年代に入ってから。それまで純粋に「オタク」が楽しむものだったアニメーションに、外の目を振り向かせたのは、88年公開の「となりのトトロ」と「火垂るの墓」であろう。

もちろんこれらもあり、だとは思うが、私の中では「ログ・ホライゾン」がないのが承服しかねるところでもある。
超一流ゲーマーたちがゲームの世界に迷い込んだ時、どういう事が起こりうるのか、を丁寧に描いた傑作でもあり、近年の作品の中では、作品力が突出している。また、ヒロインは死なないという固定概念を覆した「魔法少女 まどか☆マギカ」も、ただの萌え系ではないオーラを纏っている。

このラインアップを見て分かることは、実は、意外と、日本のアニメーションって、理解されているのだ、ということ。勧善懲悪オンリーでしかかかれないマーベルコミックスとは違い、非日常や未来感あふれる作品が名を連ねていることをとっても、彼らアメリカの人々に日本独自のアニメ文化が、受け入れられているのだとわかる証左ともいえる。

アニメーション周辺雑記人を自認して30年余り。アメリカで「クレヨンしんちゃん」が10傑に入るランキングを目のあたりにしようとは思いもよらなかった、というのが偽らざる感想である。

シリーズ 飲みこまれるダイエー 三宮だったからか?FSS続報

関西初出店となる、フードスタイルストア(FSS)に改装したダイエー神戸三宮店(0622)。

今月27日で1か月たつのだが、当方の予想を大きく上回っている模様である(現状、売り上げ推移等の数字は入ってきていない。ただ、「肌で感じた」直感レベルだが、ほぼ買い物は当店ですることが多いので、かなり精度は高いと思っている)。

開店から、当方も、仕事帰りやじっくり訪問を含めて、4度ほど入っているのだが、確かに開店当時と比べて、客層がガラッと変わってしまった雰囲気を感じ取る。
以前にも指摘した、『ブランドイメージ死守のために「買ってくれる人だけを大事にする」「年金生活など、貧乏人には敷居が高くなる」ことが予想される店舗に、今までのような常連が付いてくれるのか、どうか…。』(シリーズ 飲みこまれるダイエー FSS2号店に潜む「一抹の不安」より)は、むしろプラスの方向に向いていたと思わざるを得ない。つまり、「ちまちま/見切りしか買わない顧客」より、「大量/正札で買ってくれる顧客」が増えているという印象である。
かごの中身が濃ければ、当然効率は上がる。売り場面積に比例した物品の陳列が売り上げを創出するのだから、如何に「買わせるか」だけに注力すればいいということになる。それだけ、改装は、凄いパワーを持っている。

私が注目しているのは、やはり、B1である。これだけの売り場に、惣菜が並ぶ姿は一種圧巻でもあるし、特にフライのばら売りのコーナーの展開ぶりは、近隣のスーパーでもないことだと思う。
もちろん、人手をかけている割にあんまりな感じの、手作り風サンドイッチや、ポップコーン(そんなんやっていたのか、というくらい存在感がない…)、B2のオープンキッチン風の各場所などは、果たして、これから「利益」という面で考えた時に、不要や削減という見直しを余儀なくされそうな勢いがある。

レジは混雑することがなくなった模様で、いわゆる応援者の姿はあまり見られなくなっている。来客数が落ち着いたという証左でもあるのだが、レジの台数が1.5倍くらいになっていることを考えると、それなりの人員を確保できているから、待機列が伸びなくて済んでいるようにも感じる。

4度回ってみても、新たな発見がいまだに続いているスーパーというものはなかなかない。つい昨日も寄ってみると(ここは変化の確認だけのつもりだった)、ワインのテイスティングコーナーのラインアップが変わっており、「小売業は変化業」というIYの鈴木敏文氏の言葉を具現化できているあたりに期待が持てる。

9/27の日曜日は、完全休日でもあるので、シルバーウィーク直後の定点観測でもやってみたい。

過去記事は面白きかな 番外編 ここに取材で〆ですかね…

「トラは死して皮を留め、人は死して名を残す」という諺がある。
人生が終了しても、残した結果や業績は消えるものではない、ということのたとえである。

人間・中内 功(正しい漢字は、力→刀)が、ただのダイエー創業者であったとするなら、誠に申し訳ないが、そこら辺の起業家や雇われ社長と同格に論じられても仕方ない。いや、むしろ、巨額の損失を抱え、企業としての価値を大幅に毀損したという部分では、仮にそれが「土地本位主義の崩壊」が遠因であったとしても、全く責任がないとは言い切れない。

しかし、私が、彼をソンジョソコラの経営者という見方ではなく、敬意を込めてCEO(最高経営責任者)と呼ぶのは、単に私が中内シンパだからではない。彼にとっての『名を残す』は、店舗や会社の存続を意味するのではなく、もっと形のあるもの−−教育施設=流通科学大学 にその価値を見出したことにある。

世の中に大学は数々あれど、一人の社長が設立した大学は極めて珍しいといえる。しかも、流通科学大学のwikiを読むと、大学を作りたい、とCEOが言い出したのは、なんと、1979年(開学は1988年なのだが、9年前から作りたいといっていたとは知らなかった。ちなみに社員向けの研修施設「スーパー大学校」を創設したのは1973年/住所は判明したが、現在はマンションになっている。)。こういってはナンだが、企業家で、ここまで教育に熱心な人って私は知らない。流通業界に限っても、伊藤氏も、岡田氏も、こんなことは思っていないはずである。

実は急にこんなことを記事にしたのにはわけがある。
今年・2015年はCEOの没後10年目に当たる。その節目に、資料館などがリニューアルされ、9/19に一般公開された、ということで、行ってきた人のレポートがtwitterで上げられていたのを発見してしまったからである。
デパート通信さんのtwitterページはこちら。ちなみに本来なら、事前予約なども必要とのことで、研究者である当方にとってはちょっとハードル高い(学校休みの時は開いてないみたいだしorz思い立っていけないのも残念だ) 。

現在、【過去記事は面白きかな】は作成が止まっているのだが、ただ過去記事に頼るだけでは真の「ダイエー研究」には至らないと思う。やはり、CEOの素顔、というか、人間にも触れておかないと、ダイエーという、間もなく消えてしまいかねない企業のありようというものに近づけない気がしている。
産経が記事にしてました。




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