多趣味・マツキヨの落書き帳

2013年(平成25年/皇紀2673年)1月、タイトル含めて大幅刷新いたしました。 現在、ダイエー店舗訪問記録/映画鑑賞記/即席麺試食記/ラーメン店訪問記がメイン記事となっております。画像/引用/リンク等は、ご随意に。

2015年10月

祝!!200食達成。即席麺試食記(200) 課題もあるが マルちゃん正麺カップ 芳醇コク醤油


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遂にこのときがやってきた。
インスタント麺200アイテムに対峙してきた、当方が、どうしてもこのときのために残しておいた、正麺のカップ麺。できはどうあれ、「早くカップ麺出してくれないかな」を切望していたブランドだけに、期待度はかなり上がっていた。

実は、ほかのメーカーは、次世代袋めんを出すと同時くらいに、その麺を使ったカップ麺を出している(日清のラ王の場合は、カップ麺が袋めんになり、それを使ってまたカップが出るという経緯。サンヨーの「麺の力」が、袋めん→カップのルートをたどっているが、それ以外の次世代袋めんは、カップ化されていない)。
ところが、袋めんで相応のシェアを取り、もはや、日本の袋めんの代表ブランドと化した感すらある、正麺に関しては、登場から実に数年が経過しているにもかかわらず、カップ麺での打ち出しはしてこなかった。

ここまで商品化に時間をかけた最大の理由は、後でも記載することになるだろうが、「加熱し続けられる鍋調理に向いている麺を、湯温が下がり続けるカップに移植することがなかなかに難しかった」とみているのである。
実際、いずれ再度購入して、「鍋調理」で試食してみたいとは感じているのだが、ここがいまだにちょっとしたハードルになっているからこそ、商品化に踏み切れなかったのだと思っている。

というわけで、金色に輝くカップを購入。
試食日は10/31。もちろん、記録としては遅い部類であるが、記念にする製品としては、まさに「黄金」に彩られたものになるべき商品。

というわけで、早速試食に入るのだが…
時間通り/熱湯を使ったはずなのに、麺のほぐれ具合がすこぶる悪い。一分くらいはかき混ぜていただろうか。
すんなり混ざるイメージだったので、これは大きな減点ポイント。
では麺の味の方は、というと、これが、そんなにも感動するほどの出来ではないのである。最初に食べた、あの正麺的な麺とも少し違う。いや、「正麺」ブランドの別商品か、と思ってしまったというのが偽らざるところである。
そしてスープ。ややお上品だった袋めんとは違い、看板に偽りなしの、芳醇・コクが同居する、カップ麺ならではの味付け。これで何とか、麺の失地を回復することに成功する。
具材は、やや進化。特にチャーシューは、薄めながらも現代的な製法のもの。ほかの具材は量に不満は残るものの、価格的にはこんなものか、と納得。

結論を言うと、「正麺カップ」とうたっていなければ、こんなものか、ということで高評価になるところなのだが、なまじブランドを被せているせいで、その名前に傷をつけかねないレベルにしてしまったのは、ちょっと残念だ。麺自体がほぐれにくいのでは、という点は、カップ麺構想の時から、常に話題にもなっていただろうし、半分見切り発車に近い形でここに持ってきたのは、秋−冬の目玉=棚の確保という命題があればこそではないかとも思う。

袋めんが出た当時のフィーバーぶりもない状態のカップ麺の売れ方がそれを如実に物語っている。「カップ麺で正麺が味わえる」と踏んで購入した人の多くがリピーターになっていない証拠でもある。

せっかくの記念タイトルだったが、それほど大きく評価することは難しいと判断している。参考までに新基準評価も併せて載せることにする。

 麺  2.8/5   スープ   3.5/5   具材  3.0/5   総合評価   78点
<参考:201タイトル目からの新基準>
 麺  7.0/10   スープ   8.0/10   具材  7.5/10   総合評価  22.5/30
 価格補正   少ししたかったがなしとする。    格付け   A(まあまあ。可もなく不可もなく)

予告+告知/試食記関連・採点方式変更のお知らせ


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間もなく、「即席麺試食記」も200タイトルになんなんとしている。
いまだに読まれている、西友のカップ麺記事もさることながら、ダイエー系の記事がひと段落すると、この手の記事が台頭してくることからも、「欠くべからざるカテゴリー」に位置していることは疑いようがない。

そうした中で、どうしても、「その時の腹具合」や体調、味覚の変化で採点にぶれが生じている事案が多くなってしまっている。
特に、最近は平均点をやや上回る商品に手出ししていることもあり、案外点数は拮抗しているが、「これが80点で、これが79点なのは…」といった声が聞かれる前に、対策を打とうと考えた次第である。

で、考えたのが、
・項目としての「麺」「スープ/ソース」「具材」は変えない。
ただし、項目ごとの満点を「10」とする。きざみは0.5←大きく変わるところ
ちなみに具材のない袋めんの場合は、それぞれ15点満点とする。
・すべての項目を「足して」総合点を出す。もちろん30点満点で評価<総合評価という感情に支配された数値を取りやめる>
・価格補正は加える(必ずしも補正するわけではない。±0.5~1.0)
・格付けを新たに付与。AA→A+→A→A-→B+→B→B-→C→D とし、得点面とは別の視点も設ける。
・201タイトル目から新評価スタイルとする。

というところである。

まあ、「総合評価」スタイルも悪くないとは思っていたりするのだが、どうしても、評価って「デジタル」の方が信ぴょう性が上がると思っていたりするので、こう変えることにした。

即席麺試食記(199) 200タイトル目前! 日清 ブラックカレーうどん


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それにしても、である。
ハロウィンの風習が日本に普及し始めたのは、どんなに頑張っても、90年代。「Trick or  Treat」なんていうあいことばでこどもたちがおかしをねだりまくる、日本(特に関西)で言えば地蔵盆的なものであり、WIKIによると、ケルト人の祝祭に端を発しているのだという。
ところが、年々その勢力は増すばかり。特にハロウィンと親和性の高いお菓子業界がこれに目をつけ、様々な期間限定商品が発売。コスプレが一般的になっていく2000年代になると、仮装行列で楽しむ層が続出し、テーマパークでも同様の催しをすることで集客につなげるなど、楽しいこと好きで、無宗教な日本にはぴったりの"お祭り"になりつつある。

そして、関連商品の嵐はとうとうカップ麺業界にも到達してしまった。日清が出したのは、今回試食したブラックカレーうどんのほかにヌードル/ライス系/UFOと4品種もある。だが、外れにしか見えないカップヌードルのパンプキンポタージュ味に、イカスミ焼きそばはあっさりパス。リゾット系もあまり響かなかったので、シリーズものながらわずか1品種にとどまってしまった。
ふたには「グルメ魔女のおすすめ」と、気の利いたイラストもあり、そこそこ頑張ったのかな、を想起させてくれる。

というわけで実食。
麺はやや和風どん兵衛的とは言いにくい、やや扁平さの出ている麺。まあ、それでも悪いとは言い難い。
そして「魔女が作った」とされるスープだが、確かに黒いのだが、辛さは意外に感じない。むしろまろやかな感じさえする。ココナッツミルクが使われていることは原材料表記で分かったが、これがかなりいい味を出しているとみる。
だが、当方は逆のスタンスを取った。「エッジのきいていない、ぼんやりとした感覚」と受け取ったのだ。黒っぽくするということは、何らかの辛みや刺激を想起していたのだが(それこそハロウィンで、メーカーにいたずらされるかのような、びっくりする隠し味)、それがなかったことにがっかりしてしまったのだ。
具材はいつものカレーうどんから油揚げを差っ引いたもの。ここにこそ、揚げたカボチャでしょう、といいたかったが、そこまでは気が回らなかったか…。

企画ものであっても、そのたびごとにラインをいろいろ変えないといけないところなど、商品化のご苦労は察するに余りある。とはいうものの、ハロウィンとは縁もゆかりもないインスタントラーメン業界が、ブームに乗り遅れまじ、とばかりに嬉々として商品化するのは、なんかちょっと違うような気がする。
不味くはなかったが、再チャレンジや定番化を望むまでの完成度は残念ながらなかったとする。

 購入店舗 関西スーパー 大開店
 麺  3.3/5    スープ  2.9/5   具材  2.8/5  総合評価 76点
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