多趣味・マツキヨの落書き帳

2013年(平成25年/皇紀2673年)1月、タイトル含めて大幅刷新いたしました。 現在、ダイエー店舗訪問記録/映画鑑賞記/即席麺試食記/ラーメン店訪問記がメイン記事となっております。画像/引用/リンク等は、ご随意に。

2015年12月

即席麺試食記(209) こういうこともできる トップバリュ 肉うどん


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縦型カップのカップ麺は、意外にバリエーションが少ない、と感じることが多かった。定番のヌードル系なら、醤油/シーフード/カレー、和風麺ならきつね/天ぷらそばあたりが相場であり、ほかの味付けや具材はあまり考慮に入れられない風潮がある。

もちろん、たまぁに奇をてらったような内容で出してくることもあるにはあるが、せいぜい企画ものの一発屋。定番化することはほぼない。しかし、PBで、ほかのメーカーが及び腰の新フレーバーに挑戦する、という姿勢をイオン(トップバリュ)が持ち始めたというのは、一種のエポックだといえる。

今や縦型カップは税抜88円の税込み95円シリーズが定番価格になり、若干上がった感は否めないでいたのだが、新商品と思しき商品を見て、速攻食さねば、との思いに駆られて実食。

ふたを開けて中味確認。ああ、まあこんなものだわね、の具材の量に苦笑する。肉うどんなのに、かけら多数では、少々がっかりしてしまう。実際、底の方にすべての肉片が降下してしまっており、すべてのスープを飲み干すか、箸でまさぐりまくらないと完全ゲットはなかなかに難しい。
しかし、お湯投入で実際食べ始めると、必要十分な仕立てが待っていた。
麺は、幅広断面だが、太くは見せず、縦型カップならではの太さにしてある。これが、関西風の、細うどんに通じるものだとすれば、なかなかに商品を見ていると思わざるを得ない。
スープにも、肉のうまみが出ていて、むしろ、「あく抜きに失敗して、くどさが出ているような」、ちょっと荒っぽい雰囲気にしてあるのだが、ここまで「肉うどんを食べている」という感覚にさせるのは、大いにありである。「甘めに仕立てた」という文言にも偽りなし。もっとも、手数が入っているとは感じられず、「香りでうまいことやらさせてもらってます」が総合的な評価である。
具材は、肉/ねぎ/わかめ。わかめはあまり香りや色どりでプラスに触れることはなかったが、賑やかしの面では少しだけ評価。

縦型カップのトップバリュ系は、年内に食べつくしたいと考えているのだが、意外にも、新製品/新規作成の方が、既存の価値にとらわれず、いいものができていると感じずにはいられない。あえて幅広カップで臨まなかったところにも、この製品が、一種の戦略的価値を持って登場したことをうかがわせるものになっている。
ぶっちゃけ『大いにあり』となった実食。これだから、PBだといっても侮れないのである。

  購入店   ダイエー 神戸三宮店
  麺    7.0/10   スープ   7.5/10   具材   7.0/10   総計  21.5/30
  価格補正  +1.0     総合得点   22.5/30    格付け   B+(これがこの価格で!!)

即席麺試食記 号外 「あの」試食人氏のコレクションが!!


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ブログを始めて、いろいろと記事作成に悩んでいた2013年。「多趣味」と銘打っていたとはいうものの、当初は「何について書こうか」と思案投げ首していたころである。
食レポさながらの、インスタント麺の試食記を書こうと思ったのは、私が試食記を始める前から、動画でインスタントラーメンを中心にレビューをし続けている「tontantin」氏こと山本氏の存在があればこそである。

2013年2月に袋めんのラ王で幕開け。いきなり、2番目に書いた、明星のQ1記事が意外なほどの閲覧に至り、「あ、こういうレビューって、意外と需要あるんじゃね?」と気がついて、ようやく当方もほぼ2年で200タイトル越えを達成している。

それに引き換え、tontantin氏の更新頻度は半端ない。当方は、せいぜい画像止まりだが、氏の場合は、すべて動画に残し、さらにweb形式でも残している状態(試食記はHP方式からブログ方式に変わったとはいえ、この変更はかなりの労力を費やしたと思われ)。私が、いろいろな趣味に関して記述しているのとは異なり、即席麺にだけ特化した記事は、諸外国からも閲覧をされているほどの人気ぶりである。

そのtontantin氏がまたしても本を出した、というので、購入するに至った次第である。
→amazonのリンク張ります。あ、当方は別にこづかい稼ぎしてませんから、どしどしクリックしてやってくださいww



実は、12/18作成の記事で知ったので、当方もまだ手にしていない(私はヨドバシ経由で購入)。
しかし、その内容は、私も知らない、ディーーーープな、即席麺の世界だと推察できる。
tontantinさんのHPがこちら。現在一応両面展開しているが、試食レビューはHP方式からブログに移行している。

すでに5600食を越えているtontantin氏の試食記。私のなど、足元にも及ばないが、それゆえの「歴史」を書籍で巡ってみたいと思う。

※オマケ
本人のテーマソングが流れている(おそらく、ご自分で作曲作詞もされているのだと思いますが)、tontantinヌードルを作る動画でお楽しみください。

即席麺試食記(208) リニューアルはしたが。 トップバリュ ヌードル醤油


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イオンが、それこそトップバリュで、店の棚を埋め尽くそうと躍起になっているわけだが、実は、海外のスーパーマーケットの大半は、PB商品で大半の棚を埋めて、製造分野でも利益を出そうと試みている。そう。80年代にダイエーが「Savings」を送り出した時に想定していた、製造小売業が、今やどこの国でも主流になりつつあるのである。
<筆者注:当然、ダイエーが(世界で)先駆けである、というわけではないが、国内で、PBの比率を高めようとした最初は当時のCEOをおいてほかにはいない。オレンジジュースのCMは今でも、価格破壊の生き証人として語り継がれている>
ないと思っていた、そのCM、ハッケン!!UP主には感謝です。


当時のダイエーがあまり躍起にしてこなかったのがカップ麺をはじめとするインスタント麺の商品開発である。これは長年の謎だったわけだが、イオンの傘下に入ったことで、イオンのトップバリュの製品がどどっと押し寄せてきた。そこには、袋めんはもとより、カップヌードル対抗の商品もラインアップされている。
当方が見かけてから3度目となるリニューアル。価格も税抜88円の95円にランクアップしている。

カップの印刷などには、少し手を加えた感じがありありとわかる彩の良さで、買い手にアピール。前作がデザイン的にももう一つだったので、この改良は素直に期待感を持った。
購入してふたをびりびりっ…
もちろん、凸凹間のある紙カップは日清の手になるものであり、今回は、埼玉の工場で製造されているという。「あれ?」メーカーオタでもある当方が微妙な違和感を感じ取った。そう。日清の関東の工場は、茨城県のはず。埼玉だとすると、確か…メーカーHPに飛ぶ。埼玉に工場があるのは、「東日本明星」…そう。これにて、トップバリュカップ麺ほぼすべてを明星が作ることになったということになる(日即食協No.は202)。
名義は日清、製造は明星、販売者がイオン…何ともややこしい製品になったわけだが、味が伴っていれば何のことはない、といえたのだが…

うーむ。少々残念な結果に陥ったとせざるを得ない。
当初、日清の製造で確定か、と思っていたのだが、中身が協力会社の手になるもの、ということになれば、この味の違和感も納得できる話になってくる。
真っ先に飛び込んできた具材。ねぎの緑の物足りなさに、謎肉以外にもそぼろを配するなど、あきらかにメーカーの違いを感じさせる部分がある。エビはまあまあ入っていたのが意外。
麺は、「そうか、それなら納得だわ」と言える、明星が作ったヌードル麺。よって、変に麺に力があったりして、戸惑ったわけだが、納得である。
スープは、物足りなさを通り越して、コショウでもたっぷり入れなきゃダメと言える代物。価格の面から考えても、ここにお金をかけるわけにはいかなかったのは十分理解できる。


95円の価格は、PB系カップ麺ではやや割高の部類になってしまう。価格が上がった分のリニューアルを感じさせる部分があればよかったのだが、具材だけという結果。スープはむしろさらに手を抜いた風にしか感じられず、メーカーが変わったことで味も雰囲気も変わってしまったというのが偽らざる感想である。

  購入店   ダイエー 神戸三宮店
  麺    6.5/10   スープ   6.0/10   具材   6.5/10   総計  19.0/30
  価格補正  +1.0     総合得点   20.0/30    格付け   B(またしてもデグレードか)
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