多趣味・マツキヨの落書き帳

2013年(平成25年/皇紀2673年)1月、タイトル含めて大幅刷新いたしました。 現在、ダイエー店舗訪問記録/映画鑑賞記/即席麺試食記/ラーメン店訪問記がメイン記事となっております。画像/引用/リンク等は、ご随意に。

2016年03月

その金はどこから?冠番組を持つことの意義を問う

久し振りに仕事を早く終えたので、定点観測と称して、ダイエー神戸三宮店(0622)へ。
B2は、小物お菓子系の棚が一本外されてがらーんとした空間を作っており、B1に至っては、以前紹介した、エスカレータを上がったところにあった新商品紹介のコーナーも棚が少ないせいか、スカスカに映ってしまい、ボリューム/アイテム数の上からも、しっくりこない売り場になってしまっている。
ここ数週間で何があったのか、と思えるような動きになっているのがB1の改革なのだが、なんとはなしに「滞留させようとしているのかな」と思わせる配置にしようと目論んでいるのだろう。すっきりとは真逆の配置で、猥雑感が出てしまっている。
あれから出店したと聞かない「イオンフードスタイルストア」。結局赤羽(0754)、こことやって、終了という感じすら漂う事態になっている(筆者注/赤羽の転換日は6月、三宮はお盆明けの8月。三宮のオープンから半年以上、どこの店舗からも動きが見えないのは、三宮に余程の大金がつぎ込まれて、次の手が打てなくなったか、やりたくても、失敗の部類に入ってしまっているため、検討すらされないのではないかとみている)。

惣菜関係の売り場を徘徊しているときに、ディスプレイがとてつもない甲高い喚起音を奏でる。なんだなんだ?新しい告知かぁ…目を見やる当方。そこで展開されていたのは…あろうことか、新番組の告知であった!!
→こちらがこの告知映像。まったく同じものが流れていました。ちなみにクリックで音が出ますのでご注意のほどを。

タイトルになっている「dai-docoro」は、ダイエーが出している月間の情報冊子(配布型/無料)のタイトル。さすがに毎日、というわけにはいかず、日曜一発だけというサイクルなのもうなづけるところ(毎日ということになると、ご存じ「3分クッキング」とかぶってしまうわけで…)。
著名とはいえないまでも、そこそこのオーナーシェフが登壇してパスタ料理を披露することになるわけだが、そこで疑問がわいてくる。「そのお金はどこから出ているのか」と。
テレビ番組の製作費は、軽く見積もっても数百万円はかかっている。→少し古い出典だが、NHK「きょうの料理」で170万円だとか。スタジオ撮りしないスタイルになっているとみられ(予告編映像は、いつ撮ったのか、ダイエー神戸三宮店B2の、キッチンサポートと呼ばれる実演コーナーで撮られている)、実質収録は30分程度。彼のギャラまで込々で100前後はかかっているとみられる。
一本(一週)100万。いつまでやるのかはわからないが、一月で400万もの持ち出し。情報誌のタイトルを使っていることからもわかるように、ダイエー一社提供の番組になることはほぼ確定である(ちなみに純放送枠は5分。タイトルコール/CM/本編/CM/クロージングで実質本編3分足らず。それでも効果があると信じているのはどこの誰だぁ??)。

テレビに露出すれば来てもらえる、なんていう、昭和な考えのお偉方が考えた広告宣伝費の間違った使い方の見本に等しい。この400万/月をそれこそ販促費に回して、『良い品をどんどん安く』を具現化することに使えるとしたならば…消費者の見方も変わろうというものである。
視聴率がもはや昭和のバロメーターでしかなくなっているテレビ業界にあって、こんな隙間を埋める番組を真剣に見ようとする視聴者がどれだけいるのか…そもそも5分の枠/実質3分強の放送に100万円は、正直高すぎる。
前回の神戸コレクション出展といい、金の使い方を間違っているように見えるのはどうしてなのだろうか…

「自業自得」を実証する自虐作家のしたかったこと

ツイッターなどのSNSに投稿する人の大半は、ネットリテラシーをお持ちであり、問題視されるような発言や画像の投稿は普通ならしないものである。
ところが、店舗冷蔵庫に寝そべる/メニュー外の創作丼/恫喝動画の投稿など、本当であれば「公開してどうなるの」というようなものが次々にアップされてしまい、炎上→会社謝罪→身元確認→投稿主アボーン、という行動パターンをしてしまう層も一定数いる。巷では「バカッター」というらしい。

自己顕示欲が強いとか、公開することがステータスに感じているような向きがバカッター民には備わっているからこその結末なのかな、と思っていたのだが、今回の「放射脳作家」の、福島県産作物に関する暴言は、相手が曲りなりでも「作家」という、まともな職業の人物からの発言ということもあり、物議を醸している。

ところが、さすがにTOKIOファンが猛烈にたたいたのか、いや、まるで日本中を敵に回したかのような発言だったことも影響したのか、ツイッターは炎上状態。たまらず謝罪した模様なのだが、反省している文面には見て取れず、まるで入店直後に頼むビールよろしく「とりあえず謝っとけ」という風にしか感じ取れないのである。→別の言葉でいいかえると「はいはいすいませんでしたwwwwwwww」人殺しと言い切ってしまったことは消えないし、そういう浅薄な、表面的なところからしか物事を見られないということは、その人の作家としての立ち位置にも影響することにまでどうして考えが及ばなかったのだろうか…あ、放射脳だから仕方ないのか…

そう。謝るくらいなら、最初っから発言しなければいいのである。ちょっと投稿を発信する前に一呼吸でも置いて、「人殺しって文言がまずいかなぁ」などと推敲もせず、感情に任せてつぶやいてしまう。物書きとしては、あり得ないほど軽率で、文学的な薫りも、理路整然とした説得させるような響きも何も感じない。いかに彼がノーベル文学賞の候補になるほどの大作家であっても、こんなことをつぶやくようでは、「書いた本もレベルが低いんだろうな」と想起させてしまうところが痛々しい。

当然の成り行きとして、自身の著書にも悪い評価や論破する書き込みがなされる結果に。デマどころか、何の根拠もないこのツイートは、福島県に対する侮辱…ヘイトスピーチ以外の何物でもない。
我々は笑いや批判に飢えているわけではない。あえて、自虐ネタを提供してもらわなくても日々それより面白いことは転がっているし、胸糞なネタは本当は御免蒙りたい。しかし…阪神淡路の被災者でもある当方にとって、福島に対する侮辱は到底許されるものではない。
本当に何がしたかったのか…理解に苦しむツイートだったことは間違いない。

ベクレている作家氏の放射脳っぷりを嗤う

東日本大震災から早くも5年。すでに6年目に入っている。
まあはっきり言うと、津波さえなかりせば、あそこまでの甚大な被害も死傷者数も出ていなかっただろうし、復興が遅れているように見えるのも、更地になってしまい、生活が完全に途絶してしまっているからに他ならない。
そして、「帰りたくても帰れない」1F(福島第一原発)絡みの土地は、いろいろと事情も複雑であり、廃炉が完了したとしても依然として不安や心配は尽きることがない。
とはいうものの、すでに劇症的な放射能漏れは空気中も地下水的にもニュースにならないレベルにまで落ち着いているとみるのが妥当であり、当然、今後は帰還を含めて建設的/ようやく前向きになれる状況が整いつつあるのが救いである。

その一方で、風評被害はとどまるところを知らない。すべてチェックし、安全なものだけが流通しているということがどうしても信じられない/被災地産の作物はそもそも危険だ、と吹聴し回る輩もいる。それが、一種のステータスを持っている人の発言なら信じてしまう人も出てこないとも限らない。

テレビ番組の復興への取り組みを小ばかにしたようなツイートが話題になっているわけだが、この人、実は筋金入りの「放射脳」の持ち主であることがわかった。→「鉄腕DASH!」は、TOKIOがTOKIOであり続ける限り、続くであろう番組。DASH村も被災したと伝えられているところもあっての今回の原材料選定につながっているとみられるのだが、ここまで言い放つほど、この人は被災地の何を知っているというのだろうか?

しゃべらないと(この場合はツイッターでつぶやく、か)、気が済まない。もっとも、この人が自身の信条を曲げないで、「危険なものを危険と言って何が悪い」というスタンスであることはこれらの言質からもあきらかであり、潔いとも見て取れる。とはいえ、「まるでそれが事実かのように」また、番組サイドももちろんTOKIOもその意図がないにもかかわらず(もっと言えば、放射能は凶器にはなるかもしれないが、汚染されてもいない作物を使っているのにこのいいぐさは度が過ぎる)「人殺し」と断定できるその短絡さ。これを「ベクレている」(元祖べクレ芸人の名言)といわずして、何であろうか?

科学的根拠はもとより、実際の証拠や裏付け/自身の取材もない中でのこの発言(まあ、某グルメ漫画の場合は、曲りなりでも現地に行ってますからね)。作家を自称するなら、少なくとも事実に基づいたツイートをすべきである。それをしないで「産地が福島だから」だけで断定に至るのは拙速も甚だしい。所詮、その程度の読み物だ、と読者に看破されてからでは遅いと、老婆心ながらご忠告申し上げる次第である。
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