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トップバリュの商品リニューアルは着実に進んでいる。
味気ない表面写真は、かなり彩や躍動感を感じさせるものに変化を遂げ、NBとそん色なく映っている。価格も若干上がったりしているのは時代の趨勢でもあるのだが、それと品質が伴っていれば、支持は集められるとみている。
リニューアルと並行して、新商品も次々にラインアップ。特に最近のアジアンテイスト系の麺類のリリースは、NBメーカーでも及び腰になっているはずなのに、その市場にあえてPBで殴りこむというあたりに、メーカーの口車に乗せられたのかな、と思わずにはいられない。
そのアジア系麺では「ミーゴレン」がスタンバイ中。同時に購入した、甘旨ソース焼きそばの方を先に実食する。
ちなみに、イオンも自社でメーカーコードを持っているわけだが、4901810/4902121 いずれも番号を使い果たしたとみられ、今回の試食製品は、45で始まるコードを名乗っている(当該製品は、4549741020473。昔は、メーカーコードは3桁目〜7桁目がそうだったが、JANコード登録の「管理先」で調べると、4549741が、メーカーコードになっている。ほかの会社では、45で始まる場合、プラス二桁がメーカーコードとして記載されている場合もある。ちなみにダイエーは、自社で作らなくなっているが、依然として、4902001/4909605~9609までのメーカーコードを持っている ※JANコード関連情報は、こちらを参照にしました。)。
脇筋にそれたが、早速実食。
麺は、毎度おなじみの東日本明星の手になる、あまりアピールしない麺。ややもさもさするところも、ほかのトップバリュの製品と同等である。
具材は、恐ろしくシンプルかつ量少なめ。キャベツもかなり細かくされており、存在感もほぼ感じられない。肉そぼろもかなり広範囲にわたって「ある」ことだけは認められたが、食べた、という感じには一切ならなかった。
そして注目のソースなのだが、ここまで「甘旨」とうたっている以上、これが外れだと看板に偽りあり、となるところだが、これはこれで『お、うまくまとめたな』と感じることができるくらいには味付けができており、量の部分でも必要十分と言ってもいいだろう。ただ、香りづけは抑制的であり、「焼そば食べてまっせぇ」とまで感じるには至らなかったのは減点要素でもある。
何度も書くようだが、このクオリティでいいのなら、95円(税込み)で毎日買えるのである。
そこがPBの利点でもあり、恐ろしいところでもある。今やイオン系の店舗は、イオン直営だけではなく、ダイエーや光洋、マックスバリュと、多岐にわたっている。1000のオーダーで店舗が存在するとき、そのバイイングパワーは他の追随を許さない。
その昔の「安かろう悪かろう」から脱却しつつあるトップバリュ。中上位のPBを開発できて初めて現行製品の価値が際立つと思う。
購入店 ダイエー 神戸三宮店
麺 7.0/10 ソース 7.5/10 具材 6.5/10 総合計 21.0/30
価格補正 +1.0 合計 22.0/30 格付け B(甘口派にはおすすめ)