多趣味・マツキヨの落書き帳

2013年(平成25年/皇紀2673年)1月、タイトル含めて大幅刷新いたしました。 現在、ダイエー店舗訪問記録/映画鑑賞記/即席麺試食記/ラーメン店訪問記がメイン記事となっております。画像/引用/リンク等は、ご随意に。

2017年12月

2017年もお世話になりました。

2017年は、個人的に「聖地巡礼」を2作品にわたって行うなど、東上する機会が多く、勢い、メインとされる記事はあんまりだったようにも感じてます。
それが証拠に、4桁維持がやっとのPV。中身がなければ、やっぱり見ていただけない、と実感しております。

さて、2018年。ホップステップジャンプの「ホップ」の年になるように頑張りたいところですが…
はてさて、どうなりますことやら。

2017.12.29 2017年映画納め(2) 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ

2017年の映画鑑賞記録だけで、60回にも達する模様である。
去年の今頃…確かに君縄がマイブームになりつつあったとはいえ、劇場に足しげく通う局面は考えられなかった。それが気が付けば二桁などあっという間。2017年に可能な限り遠征までして観に行ったというのがあまりにすごすぎるのだ。

しかし…「君の名は。」は私にとてつもないことを教えてくれた。
"劇場版の作品は、どうあれスクリーンで見ないことには始まらない"と。

実際、ヒットしそうかどうか関係なく、「ルー」「乙女」「キミコエ」などアニメーションで言えばほぼ手当たり次第。来年あたりにガルパンの劇場版は押さえつつも、それ以外にも触手が動きそうでもある。

それがこの作品・・・「響け!ユーフォニアム」の外伝的立ち位置の「リズと青い鳥」である。どうなるかは観に行ってからのお楽しみ、と言ったところだろうか。

さて、この作品も、11月に見てからの2か月ぶり・2度目の鑑賞となる。
総集編という立ち位置ながらも、そうと感じさせない編集ぶりは神そのものだし、基本久美子とあすかの物語を抽出しているところも秀逸。
それでも、例えば合宿の日の早朝、二人が対峙しようとする場面で流れる曲、そしてそれ自体がタイトルでもあり、彼女たちの成長を促すキーポイントになっているというあたりに感動してしまう。ラストシーンでこの曲を聞いたときの感動と、それに覆いかぶさるように、感情の発露が見出される。そう。おいおいとまではいかないがじっとりと頬が濡れるのである。

久美子とあすかの対峙シーンも見ものである。大人ぶるというか、確実に上から目線のあすかに、しがみつくような態度の久美子。その真摯な言動が胸を打つ。息をもつかせぬセリフの応酬が、私に北斗百裂拳を食らわせたかのような衝撃を与えてくる。セリフの持つ衝動が私をとらえて離さない。

2001年の「千と千尋」以来、映画もテレビも2016年10月まで、ほとんどのアニメーションに触れなかった私。だが、それは今大きな「失われし時間」として記録されることになりそうである。話題作にも触れてこなかった報いが、今こうして噴出してきていると実感している。

来年こそは時間の許す限り、いろいろなタイトルを網羅していきたいと考えている。かくして、60回目の映画鑑賞は幕を閉じる。すべてが記録ずくめの2017年ももうすぐ終わりである。

2017.12.29 2017年映画納め(1) 「KUBO 二本の弦の秘密」

私が劇場で映画を見ることに何の抵抗もなくなったのは「多分、あの日から」(某ヒロイン 談) 。
そう。2016年10月1日に、西宮ガーデンズのOSシネマズで「君の名は。」を見てからのことである。

以来完全に「映画鑑賞」が趣味のような状況になってしまっている。いや、以前からあるギャンブル系は全く鳴りを潜め(パチ/スロはもちろん、納めの競馬たる有馬記念ですら不参加というありさま)、そっちに使うなら、確実に映画の方が安上がりだと気が付く。

新規作品にも触手が動かされるところだが、塚口サンサン劇場の企画とあらば、乗らざるを得ない。
そう思ってまたしても、同一劇場でのタイトル違いのはしごを敢行する。
まずは、当方を一瞬にして虜にした『KUBO 二本の弦の秘密』を押さえる。

4番は、意外にもあまり入っていない様子。20人強がいいところ。だが、女性陣の頑張りがかなり目立つ。年齢層も、意外と若年層が散見され、30代中段あたりがいい感じの観客層だった。

2回目ということになるが、母親の情緒不安定ぶりは、海に投げ出された時の頭を強く打ったことが起因しているのかもしれない。だが、しっかりと妹二人とは対峙できているので、そうとばっかりも言えないところ。それにしても、村まで巻き込むとは、あの姉妹、やりすぎだろう。
さて、実はこのストーリー、瑕疵を見つけてしまったのだ。それは「折り紙のハンゾウの気まぐれさ」である。
例えば折れない刀の探索の時は、パーティーの目指す方向をしっかり指南できているにもかかわらず、最後の兜の時には、何のサゼスチョンもしていないところである。月の帝が夢枕に立つクボの話を信じてしまっているきらいがある。罠だとわかるのは古文書に書かれた、村の鐘が正体とわかるその時になるまで。ストーリーに没入していると、こういう脆弱なところは見逃しがちでもある。

そして、死の提示については、死体を見せないなど、配慮感満載である。仮面が一刀両断、置物が真っ二つ・・・など、実際血を吹き斃れるシーンは一切ない。姉妹の対決クライマックスでさえ、クボが弦を切った時に破滅的な結末を予想しえただろうか…
それでも、当方のこの作品に対する評価は変わりようがない。折り紙の鳥たちに抱えられるように浮き上がるあのシーン、冒頭の♪海が割れるのよぅ~~ シーン、月の帝の化身との一騎打ち。すべてがストップモーションでできたとするにはあまりにすごすぎからである。
BGMの三味線の効果的な使い方は、いくらスタッフに日本通がいてもなかなかここまでできることはない。すべてにおいて日本風にしようとしたことが物語や演出にいいアクセントになっている。
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