多趣味・マツキヨの落書き帳

2013年(平成25年/皇紀2673年)1月、タイトル含めて大幅刷新いたしました。 現在、ダイエー店舗訪問記録/映画鑑賞記/即席麺試食記/ラーメン店訪問記がメイン記事となっております。画像/引用/リンク等は、ご随意に。

2018年12月

2018.12.22 「いつだってやめられる」完結編鑑賞記

仕事さき、あるいは住居付近にある映画館をブラウジングすることが増えてきている。
TOHO/OSシネマズ/T・ジョイ/MOVIXあたりは金曜日前後に「どこで何をやるのか」をチェックしているのだが、意外と独立系とされるテアトル系などは後回しにされてしまう。そりゃそうだ。確かに良作は必ずしも大手でかかるわけではない。だからチェックしないといけないのだが、どうしても大作に興味が向いてしまう。

だが、今回、「シネ・リーブル神戸」をチェックしていて小躍りする。
「いつだってやめられる」の完結編が上映されるというのである。もともとは、政府の網を潜り抜けて適法なドラッグをうりまくった挙句、逮捕される、というのが一作目、罪一等を減じてもらう見返りにドラッグ撲滅に手を貸したはずの天才たちが罠にはめられてまた逮捕されてしまう、というところで終わったのが2作目だった。
その最終盤。敵は実は「テロ」を起こそうと計画していると知った主人公がどう動くのか、で終わってくれたのでもやもやすること甚だしかった。
前作の評価。中途半端過ぎたので点数は低めだが、見た2作品の中では結構おバカぶりがさく裂しているのが2番目であった

それが解消するって言うんだから、初日にはせ参じないでどうする?となって、仕事もそこそこに当該劇場初日に突撃する。
果たせるかな、場内は、3割程度の入りで納得する。後ろの女性ペアは、「この映画、3部作、一年で見られるとは思わなかった」といっていたのだが、どう考えてもその流れの方が正解である。私のように2−3−1と見る人はなかなかにいないのではないだろうか?ソロは男女ともほぼ同じ比率。カップル4人で、ペアの分やや女性優位となった。

分離機を奪う前段のシーンからスタートする。ワイヤーに引っ掛かり宙に車を飛ばすシーンは、なかなかに衝撃的。そして、2作目でもいきなりの登場で度肝を抜いたデブ教授の運転→単独事故がフラッシュバックする。廃屋となった研究所・・・ここも実はかなりの曰く付きであり、それがこの3作目で明らかにもなるのだが…に据える彼ら。その場所にも意味が実はあったのだ。

全員がチリヂリに収監されている10人の元教授たち。もちろん主人公は前作で知りえた「テロ計画」を言い募るのだが、誰も相手にしてくれない。そして舞い込んだ「真相を知る」ものの存在。そこに乗り込むピエトロだったが…
前回は、いわばお目こぼしによる活動だったのだが、今回は、脱獄しないといけない状況になってしまっている。それでも、まずは今までの罪状を認めることから入る主人公。これで全員が一か所に集められる。そこからの72時間。実質2日間はそれこそとんとん拍子に話が進む。
そして演劇の場面での脱獄の瞬間。だが、グダッてしまって思い通りに進まない。アドリブでの時間稼ぎとか、機転の効いたサッカーに出る息子話で気を許させたり。そこからの脱獄劇は、「そんなうまい話が」といいたくなるのも仕方ないほど劇的に終了する。
警察は蜂の巣をつついたような大騒ぎ。だが、逃げたのが教授たちとわかったことで、解任され、窓際だった女刑事の助力を仰ぐことになる。その彼女がたどり着いたのが、テロが起こると思しき、大臣たちも列席する表彰式の場だった。

映画を見終わって、「すっきりした」といえるのは、本当に久しぶりだ。何しろ、捕まってしまったままでは彼らの浮かぶ瀬もない。講堂に6カ所設置されたウォーターサーバーに偽装した大量の「液化した神経ガス」は、サリンをほうふつとさせ、地下鉄サリン事件を十分に想起させる。
それでも多くはその存在を知らないままですべてが終わっていく。愛する人を予算不足で殺された恨みを晴らそうとした研究者にも、同情の余地はある。実はこの作品、見た目での人殺しは発生していないのである(3作目冒頭の運転手がどうなったか、で変わってくるが)。そこは救いではあるし、ただの悪党ムービーでもなかった。
というわけで、2作目も含めて採点のやり直し。2作目は、どうしても中だるむのは仕方ないが、行動で見せるギャグの多さは悪くない。3作目は、しつこいばかりのセリフの応酬が笑いに敏感なおばさま層に受けていたのが特筆すべき点だ。2作目は70点→80点、3作目は、少し性急な部分や、「そんなうまい話あるかいな」的な展開も否定できないので85点どまりとする。
それでも「上手くまとまったな」と思える3部作。ラストカットは、学生二人の掛け合い。そこに希望を見出せたところも大きい。もっとも、ラストの〆は、玉虫色で、「ズバリ」とは見せられなかったところはもったいなかったところだ。

2018.12.21 サントラ購入決定。「アリー/スター誕生」鑑賞記

21日は、お正月映画の公開第二弾と言ってもいいくらい、封切作が出てきていた。なんといっても「シュガーラッシュ・オンライン」は、確実にお正月にもってこいの題材。ディズニーが、それこそ「レディ・プレイヤーワン」で見せた、実在の企業をデフォルメなくそのまま活用するというそんな手法でインターネットの世界をどう表現するのか、は見どころの一つである。

だが、当方のなじみになっているOSシネマズミント神戸の新作はこれだけではない。予告の時点で「これはすごいぞ」と思っていた「アリー/スター誕生」もかけるというのだ。封切日にどちらを見るか…で結局時間は長めだが「アリー」を選択する。

当該シネコンでは最大級と言ってもいいスクリーン6番があてがわれる。やはり普段の金曜日(別にサービスデーでも何でもない)に映画を見る、という層はそれほどでもなく、4割強が埋まるにとどまる。出色は高校生カップルの出現。「PG12」指定であるとはいえ、あの程度でのラブシーンではどうかと思うのだが…

まずストーリーは今回は紹介しない。そもそも何の前触れもなく、未来の大歌手の卵を見つけた、大物歌手が、彼女と二人三脚でスターダムにのし上がる過程が本題であり、そこにまつわる脇筋・・・兄弟の確執や、大物歌手の病気、アルコール依存症問題…が物語に厚みを与えているといえるからである。要するにこの「脇筋」がこの作品の評価のポイントである。

実は、このストーリー、あまりにトントン拍子すぎるのである。いきなりステージに立つアリー。ボイトレも何もしていない、せいぜい場末のバーで歌うくらいのキャリアしかない彼女が大きなステージに立てること自体がはっきり言って"異状"である。そんなにフランクに歌手デビューできちゃうの、と邪推してしまう人もいるのではなかろうか。
もっとすごいのは、その大物歌手・ジャックは、手元に囲い込まなかったこと。おそらく、別のレコード会社に所属したであろうが、そのことも業界では異例のことだと思う。のちにこの二人は夫婦になるのだが、マネジメントが別々になっていることも異様に感じた。

ジャックの手を離れて遂にはグラミーまで取ってしまうアリー。だがそこからのジャックの醜態で彼の評判は坂道を転げ落ちる。遂には、依存症治療にまで乗り出すのだが、アリーのマネージャーに鋭い一言を言われてしまう。それがきっかけだった可能性はあるが、彼は子供のころ敵わなかった自死を選ぶのである。
この後半部分。特に飲んで言い争う部分からこっち、愛や夫婦という感触は薄らいでいた。何しろ欧州ツアーにまで出掛けるほどの実力を持ってしまったアリー。若い力を武器にできているアリーと、老いさらばえるだけのジャックとでは、その差が歴然となるのはむしろ仕方ないことだといえる。
ラストシーンは、まるで自分の死んだ後のことを歌詞にしたかのような一曲がアリーによって歌われる。これに当方は射抜かれる。歌詞の訳が出ていようがいまいが、感動してしまったのである。アリーの衣装で少しだけドン引きした(水色のドレスはなかろうよ)以外は…

採点に移る。
ブラッドリー・クーパーといえば、「アメリカン・スナイパー」で主演したその人。その彼が、監督・主演(歌唱もご本人というから驚く)・脚本・プロデューシングまでやってのけたのである。この作品を見て思ったのは、「さすがアメリカ、すそ野が広い」ということである。ここまでのことができる日本の俳優ってなかなかいないと思う。それこそ、裕次郎や勝新、最近ではギリギリ山田孝之と言った感じであり、監督業にまで広げれば、歌手もやっている水谷豊あたりが想起される。でも・・・いかにも小粒ではないですか。もちろん、師匠と言ってもいいイーストウッドの薫陶あればこそだと思うし、随所に長回しであったりとか無言の芝居とかを垣間見る。若干43歳にしてこの作品の出来。あっぱれである。
一方のレディ・ガガ。これがまた、映画初出演初主演。基本は「歌っていれば大丈夫」な歌姫役なのだが、初ステージの際のキョドっている表情などはなかなか出せるものではない。度胸を据えてからの歌唱はやはり胸を打つ。さて、日本にここまでできる歌手とやらがいるだろうか…本家・ビルボードに鍛えられたアーチストは、何もかもが規格外なのだ。
93点をファーストインプレッションにした。落とした部分は、ちょっと時間が長かったこと。それと、やはりラストシーンの落としどころに納得できるところとできないところができてしまったところにある。彼が死に向かうシーンは、「ああ、それ持ち出しちゃだめだって」と思える、親父の形見と言っていいベルトを持ちだして所在なく歩き、帽子を引き出しの上に置くところであり、ドラッグのせいで死相が出たにしては、その表情を一切映さなかったところに矜持は感じたものの納得ができないでいるのだ。「死」を選ぶしかなかったのか…出会ってすぐの別れのシーンをリフレインした段階で嫌な予感はしていたのだが。

それでも、開始一秒で迫りくるライブの映像の迫力。「え、本物の歌手が歌ってんの?」と勘違いするほどの美声を聞かされた日にゃ、テンションが上がるだけではなく、一気に没入できる。それだけでこの作品は見た価値があるといえる。
「ボヘミアン・ラプソディ」はクイーンという実在のバンドを追体験する作品だったが、これは、アリーがスターに成長していくさまを追うことができる。すべてが神曲であり、レディ・ガガの演技もすごい。またしても「予告編」であたりを見出して、ほくそえみつつ劇場を出る。
最後に監督さんに。
アリーの父親とその友人たちが衛星中継の日本の競馬を楽しむシーンがあったのだが…日本の馬名に、ひらがなも漢字も使われていませんのであしからずwww

2018.12.16 ドキュメンタリー映画を見る 「アース アメイジングデイ」鑑賞記

14日は、実は結構な封切作が出てきていた。なんといっても出色は「ドラゴンボール超 ブロリー」の初日でもあった。だが…どうしても、シリーズものには二の足を踏んでしまう。たとえ周りが絶賛していても、である。
単調な戦闘シーンばかり(熱量は感じられるが、果たして…)に映った部分もあるし、勢いだけに感じられたのも確か。要するにストーリーはどうなの、という部分が大きい。

2日ぶりの劇場訪問。だが、久しぶりのOSシネマズミント神戸のロビーは、なかなか見せない熱気を感じられる。無理もない。16日はOSシネマズ系のサービスデー。1100円で新作もみれるとなったら、そりゃぁ殺到するのもうなづける。事実、16:30の回のブロリーは売り切れを出していた。

妖怪ウォッチも、なんか無理やり感の漂うお涙頂戴節に感じられてパス。結局動物たちの一日を追う「アース」に照準が定まる。だが、100席のスクリーン4番は△。8割強の観客を迎え入れた。
男性ソロが構成比率として高めだったが、カップルも負けず劣らずの組数を記録。ペアも、家族連れも数組は確認できた。平均年齢は40代前半。落ち着いてみられる良質の映像に期待している。

結論から言うと、この作品も「評価せず/採点せず」としたい。
そもそも動物ドラマを撮ろうと思って使える映像が撮れるわけがない。すべては一期一会。筋書きのないドラマなのだから、我々人間の入り込む隙間はない。膨大なフィルムの中から、使えそうな題材のみを抽出しての2時間余り。一応日の出から日没、そして夜明けまでをつなげた、一日を描いたのだが、やはり安定的な出来になっている。
圧巻は、縄張り争いするキリンのオスどおしの"決闘"だろう。このシーンは、手に汗握った。

面白さはほとんどなく、意外性にあふれる行動ばかり。ナマケモノが、求愛の声にあんなふうに動き回るとは初めて見た光景だし、ペンギンたちの子育て奮闘記は、その圧倒的な数の上に「よくお前ら迷子や間違ったりしないな」と思わせるのに十分である。
ナレーターは佐々木蔵之介。この手の抑制的なしゃべりは彼独特。森本レオあたりでもよかったっちゃあよかったが、このあたりのキャスティングはプロデューサーによるところだろうか。

情操教育にもなる映画。絵空事や、CG/SFX/アニメーションで見せる映画も面白いが、現金掛け値なし、せいぜい使ってスローモーション止まりの映像表現だけの映画も見ごたえがある。
ドキュメンタリーでも映画になる。その意味で動物物は安定な一作でもあった。




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