多趣味・マツキヨの落書き帳

2013年(平成25年/皇紀2673年)1月、タイトル含めて大幅刷新いたしました。 現在、ダイエー店舗訪問記録/映画鑑賞記/即席麺試食記/ラーメン店訪問記がメイン記事となっております。画像/引用/リンク等は、ご随意に。

2019年08月

2019.8.25 バージョン違いだからこそ 「天気の子」日本語字幕版 鑑賞記

映画「君の名は。」では、マイシネコンの粋な計らいもあって、英語字幕/英語歌唱版を見ることができていた。実は、これをやっていたのは本当にごくわずかの劇場。多分、手を上げないと(うちでやらせてください、的な)割り振ってもらえないのではないかと思う。

それは日本語字幕版でも同じである。一種のバリアフリー鑑賞ともいえるわけで(耳だけは聞こえない人向け)、しかし、期間限定、というのはいただないとも思ったりする。

マイシネコンがまたしてもこの特別版上映に手を上げたとなったら、参加しないわけにはいかない。しかも、まさに「天気の子」愛を試される朝イチ回。何のこれしき、オギノ式。当然のように身支度を整え、いざ出陣する。

スクリーンに対峙したのは、熱烈な50人余り。中でも、私を狂喜させたのは、女性ペアが実に7組も来場。この、「初見者を連れてくる」まるで何かのネットワークビジネスかのような広がりが映画には実は大事である。しかも女性だ。前作「君の名は。」は、概して女性に受けが悪かった。完全に否定されたというわけではないが、瀧目線のストーリー建てで男女のエモーショナル感が大きく変わっているとみられたからだ。実際、地上波での男女間の関心度を解析した記事でも、それが大きく見て取れる。→はいぃ。去年の渾身の解析記事です。ぜひご覧あれ。

ここ、テストに出る。
そうではなくて、女性に受け始めている/認知が広がっていることが重要なのである。
8/22の天野陽菜誕生日の鑑賞でもペアの女性の比率は高かった(当日は男性グループが2組/7人来たので結果的に男女比は男性優位だった)。そして今回。これが、興行を下支えしていると考えられるのだ。

実際、8/25。単日で興行成績首位を獲得したばかりか、土日トータルでも首位を獲得してしまったのである。
ライオンキングを押さえての一位返り咲きは、特筆すべきだろう。

もう何をかいわんや。また新たな伝説をこの「天気の子」でも作ろうとしているのか?
新海誠マジックは、まだその神通力を失っていない、ということだろうか?

ちょっとした役満w 2019.8.22 「天気の子」 10(テン)キノコ目 鑑賞記

私の誕生日は、8月29日である。

そんなことより、これまで公式非公式含めて、登場人物の誕生日にその映画が上映されている、というのはなかなかない出来事である。
前作「君の名は。」の場合、・彗星が落ちてくる10月4日 ・二人の誕生日である12月1日 ・物語が進行する9月上旬から10月後半 にはまだバリバリ現役で上映されていたころであり、最後の再会のシーンですら、桜の季節であり、見ることができた地方の人も多かったのではなかろうか?

それが、公開初年度に、きっちりとヒロインの誕生日をスクリーンでお祝いできる!!こんな僥倖が楽しめるなんて思いもよらなかった。
一日休んで……までは思いつかなかった(それをやったら、キチ縄さんに近づいてしまうw)が、仕事終わりのレイト回、余裕が認められたOSシネマズ神戸ハーバーランドに赴く。館内は、さすがに閑散としている。いくら夏休み期間とはいっても、青少年条例の絡みで、年少者は来づらい。
真ん中あたりの程よい席をゲット。正直、これがとんでもない結果になるとは、その時思いもよらなかった。

8番スクリーンは、実は当該劇場の最大箱。以後の新作にあてがわれることを考えれば、この規模で見られるのはおそらく最後ではなかろうか。
そう思って、いろいろ物理的におかしなところとかもチェックしながら鑑賞を進める。
もちろんラストシーンは、あの笑顔を愛でるためにここに来ているも同然だから、あえて感情を割り振らず、スクリーンに集中する。
帆高があの坂道を歩いていく。ぱっと視界が開けたそこに居たのは、何かを願う陽菜だった。「陽菜さん」に呼応した陽菜の顔が瞬時にくしゃくしゃになり、次の瞬間尊い笑顔になって帆高に飛びつく。
ああ、もう駄目だ。
だが、それでも私は泣いている帆高を「大丈夫?」と気遣う彼女にさらに感情移入する。そして、両手がラストカットだと改めて確認して、一気に感情を爆発させた。二度目の「せかいがー」が、50歳越えの当方を涙まみれにする。

心を落ち着けスタッフロールも心置きなく楽しみ、退場。ツイッターに投稿しようとした。
同じことを考える同志は数十人。中でも、この人のツイートには感服させられた。
カラオケも上手そうな御仁。

「H−13」で判じ物にしたつもりだろうが、すぐさま当方は見破った。
「H」inaの「13」歳の誕生日にかけたのだ(2021/8/22で15歳)。

「あれ?」

自分の半券を見て苦笑する。
自身のツイ原稿で確認よろしく

つまり、今日の鑑賞は、

 「天野Hinaの13歳の誕生日である、2019年8月22日に、H−13席で10(テン)キノコ目を決められた」

という、思いもよらない偶然の重なりが二桁鑑賞を彩っていた。

席選定は本当にたまたまである。しかし、何かがそうさせた、としか思えない。偶然にしてはできすぎている。

2019.8.18 9キノコ目 「天気の子」鑑賞記

あえて私が、「○○キノコ目」と書いているのは、10回目見ると、うまい事語句ができるからである。

8月22日は、公式も何も、天野陽菜の誕生日。この日に見ないでどうする、となったのだが、「この日をまさしく10キノコ目にして、完成させようではないか」という壮大?な計画が出来上がる。
そうなると当方にとってのハードルはわずか一回。それならば、OSシネマズ神戸ハーバーランドでの鑑賞をやっても全然悪くはない。

16:20の回、スクリーン3番に陣取る。ここのシネコンの3番は、171席ながら、上から3番目の大きさ。スクリーンもほどほどにでかい。
飲みこまれていく観客動向も、日曜日ということもあって、カップルのあまりの多さに愕然とする。だが、ここでかなり特異な状況に出くわす。
女性ソロはそうでもないのに、女性ペアが、男性ペアを大きく凌駕する組数やってきたのだ。「君の名は。」で課題となっていた、女性客の取り込みが功を奏し始めているように感じている。実際カップル以外だと男性28に対して、女性40。男女比はこの差が効いて、5.5:4.5で、女性優位と出た。

「もし、「君の名は。」が、もっと女性に受けていたら」。
そう。もしかすると千と千尋越えは可能性があったのだ。だが、この作品で、それまで見向きもしなかった女性層の掘り起こしに成功している。それは、陽菜に寄り添った作劇にしてあるところが大きいのかもしれない。
なにしろ、陽菜は、弟のためなら、「身を売る」覚悟までできていたのである。もちろんキャバ嬢からスタートだとしても、そこから先の堕ちていくさまは、容易に想像が付く。陽菜はそこまで芯の強い女性だったのだ。だから、ヒルズの屋上で語った「私ね。自分の生きる意味を見つけたの」という言葉には嘘はない。帆高が堕ちることから救ったのだから。

ああ、またこの作品の一つの真理を見出してしまう。
だから、最後の別れがすぐ目の前まで来ているあの瞬間の二人の抱き合っておいおい泣くシーンに嗚咽一歩手前まで放り込まれてしまう。
水に沈んだ陰欝な田端、そして東京。それでも、何かを祈っている陽菜。このラストシーンがもたらす破壊力は恐ろしい。
自分たちが「(世界を)変えた」と強弁する帆高。それでも自分は、陽菜を連れ戻したことを誇りに思う、二人で生きていくと決めていると、小説では高らかに謳われている。
それでいいんだ。この物語の二人には、それしか道は残されていなかったのだから。
「せかいがー」
私のこんな思慮を後押しするように「大丈夫」が流れる。もう止まらない。止められない。町並みを沈めるまでには至らないが、それでもこの曲で大号泣に至ってしまう。

参った。
何度見ても発見があるし、どんな見方もできてしまう。
いろいろと解析/考察されている記事も散見されるようになったし、私自身もそれらに触れているのだが、一律なストーリーというものにいまだに到達できていない。
それでも、このほどほどの客と一緒に楽しめる作品。本当に罪作りなものを新海氏は送り出したものだ。
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