多趣味・マツキヨの落書き帳

2013年(平成25年/皇紀2673年)1月、タイトル含めて大幅刷新いたしました。 現在、ダイエー店舗訪問記録/映画鑑賞記/即席麺試食記/ラーメン店訪問記がメイン記事となっております。画像/引用/リンク等は、ご随意に。

2019年09月

2019.9.29 「天気の子」17回目鑑賞記

それにしても、毎週のようにニュースになる「天気の子」はすごすぎる。
金曜日だったか、インドで日本製アニメーション映画初プレミアという栄誉にあずかるし、それがNHKでも取り上げられる事態。
だいたい、「君の名は。」の1000万人達成あたりから、報道の仕方がおかしなレベルになっていたのは私も記憶している。「千と千尋」であっても、せいぜい日本興行記録達成くらいしか報道の記憶がない。
それでも、今年初めて(より正確には君縄以来3年ぶり)の1000万人動員映画になろうとしているのだから、もう少しヒートアップしていてもおかしくない。

4DX/MX4D 鑑賞は結果的に後回しになり、通常版をとりあえず積むことにした。
OSシネマズミント神戸の14:20回は、5割強の入れ込み。子供連れ家族/20代4人男性グループなど、やってくる客層もさまざまである。
ガチ勢といえる当方は、もうこの作品は「前より」で見ないといけない体になってしまっている。それはやはり、ところどころにちりばめられている小ネタを拾うためである。それともう一つ。いっぱいにならないということは前は敬遠される。よってほかの客と隣り合わせないということも大きく影響している。

しかし今回は今までの鑑賞の中でも、感情の発露の部分が大きく変わってきていた。
それは、グランドエスケープからの方に重きが置かれ、「大丈夫」の流れるラストシーンはある程度の耐性が付いたというところである。

「もういいっ」
帆高のどなりが貫く。
「青空よりも、ぼくは陽菜がいい」
もうこのセリフで号泣一歩手前である。陽菜の泣きがそれに拍車をかける。
「天気なんて、狂ったままでいいんだ」

異常気象が取りざたされた国連総会。あの史上まれに見る醜悪な、大人たちをdisった演説をしたのも、インドで「天気の子」を上映してもらおうと署名サイトを立ち上げたのも、このストーリー主人公たる帆高も16歳なのだ。
果たして自分が16歳の時、この選択ができたのか、どうか?そして、それができる帆高は実は本当はすごいのだとみるたびに思う。
今更ながら、この二人……ほだひなにはまっとうな人生を歩んでもらいたいと切に願うばかりである。

2019.9.27 エイミー分を補給。「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝」4回目鑑賞記

正直言って、期間限定上映でお茶を濁すはずだった、本編映画の外伝作品。だが、あの事件が作品そのものも含めて、望外な宣伝効果をもたらした。
「興行成績を見守りたい」サイトのデータを引用する(最終採取・独立系含まず)。
9/6  43268(初日は金曜日w)
9/7  45558
9/8  30880
9/9  14464
9/10 11476
9/11 15023
9/12  9357
9/13 29458
9/14 28587
9/15 22237
9/16 18151
9/17  7013
9/18  8718
9/19  6281
9/20 25457
9/21 16236
9/22 12621
9/23 11172
9/24  4323
9/25  6103
9/26  4170
3週間期間限定が撤回されたのは比較的早い段階だったはずである。実は、期間を限定していない作品の初日で、この作品を越えられていない作品が大半である。
席数の設定や上映回数など、前提条件はすべて同一にはできない。だが、初日4.3万/土日7.6万=オープニングほぼ12万人≒実数は15万人超というのは、製作サイドからすれば正直ありえないと思ったのではなかろうか?
それはひとえに良質な映像と芯に訴える美麗な音楽、ヴァイオレットの朴訥ながら、すべてを受け入れる芝居、二人の姉妹のお互いを思いやる気持ちが痛いほどわかるから、リピートしてしまうのだと思う。

4回目を見る映画はそうそう出てこない。二ケタは4タイトルだが、自身では7タイトル目だった。
もうストーリーも何もかも手の内。だけど、3回目で気が付いた「ふたつ星」のシーンは、他の人が見たら("゚д゚)ポカーン になるほど号泣することになってしまう。
「エイミー様」と最後に言うヴァイオレットもすごい。エイミーとテイラーの幼少期のストーリーの、テイラーの泣きで胸をつかまれるのは、悠木嬢の面目躍如と言ったところだろうか。

4週目であり、延長の話を聞きつけたにしては集まりの悪かったOSシネマズ神戸ハーバーランドの3番は、それでも3割程度/70人余りが参集。年齢層は幅広いが、平均年齢は30代後半/男女比はやや男性や優位と見た。
そしてラストシーンが終わり、「エイミー」が流れる。もう前奏の段階でヤバい。すべての歌詞が今まで見た映像を想起させる。それぞれに反応する涙腺。今年一二を争うアニメーション映画になったことは疑いようがない。

2019.9.22 養分補給W 「天気の子」16回目鑑賞記

先週は、いってみればエクストラバージョン。であるがゆえに、もともとの「普通」に塗れたかった。
とはいえ、マイシネコンになった感のある、OSシネマズミント神戸は、朝イチ回が無くなり、昼から回の3上映のみ。
まあ、分からないでもない。「記憶にございません」「アド・アストラ」そして、「HELLOWORLD」押しなだけに、旧作/10週目に入っている「天気の子」にそれなりの割り当てができるわけがない。

まだ何とか「フィルム栞」にはあり付いたが、マック陽菜ちゃん。前回応援上映時には「行こう」だっただけに、結局あたりは拝めずじまいだった。

館内は、かなり鑑賞層に変化が見られているのだ。
そう。それは「子供連れのお客さん」の増加ぶりだ。たしかに日曜日であり、それなりのレジャータイムであることは否定しないのだが、敢えて10週目の旧作アニメーション映画を選ぶ層の存在に目を見張るのである。
当方は、前寄りで見ることの素晴らしさを体感したのでE列を指定。それでも、少し離れた左隣には父に連れられた女児が、右隣には20代カップルと、多彩な顔ぶれとなった。
館内自体の埋まり具合は7割強。男女比はほぼイーブン。これまでかなりの比率を占めていた同性ペアが少し鳴りを潜め、カップル/家族連れ(4名様とかも結構いた)の比率が多く感じられた。平均年齢は30歳代後半。10代近辺のお子様の大量鑑賞が平均を押し下げているように感じられた。

16回見て、だいぶ耐性が付いた小生。ラストシーンも、始終泣いているほどまで感情を発露しないで済んでいる。とはいっても、泣けない、というわけではない。高校生の陽菜を目に焼き付けることはできても、二人が喜びを爆発させ、通路で一回転するシーンからこっち、とどまらないことになってしまっている。
ラブホシーンも同様だ。花火大会の夕焼けでジンワリ来ることも収まらない。

この鑑賞の少し前、「4DX」上映がアナウンスされる。これはエポックメイキングだ。
新海作品によもやもう一つの感覚……光、音、香り、環境のすべてに手当てされた時、それはどんな体験になるのか、興味津々である。
冒頭からバケツをひっくり返した水の塊の来襲があるので、雨合羽必須wwwと面白半分に言い始める始末だが、それくらいはじけた演出がないといけないように思わないでもない。
もちろん、参加不可避なのだが、給料日前につき、次週の養分は普通回で我慢することにする。
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