多趣味・マツキヨの落書き帳

2013年(平成25年/皇紀2673年)1月、タイトル含めて大幅刷新いたしました。 現在、ダイエー店舗訪問記録/映画鑑賞記/即席麺試食記/ラーメン店訪問記がメイン記事となっております。画像/引用/リンク等は、ご随意に。

2020年08月

アベガーの行く末を案じる52歳最後の日

ちょっとだけ、私が「いやな予感」を抱いていたのは偽らざる事実だ。
2週連続の病院訪問。ただ検査結果を聞きに行くだけなら、秘書官あたりで十分だ。深刻なものでなければ……。
だから、というわけではないが、ちょびっとばかり、売りで入っていたFXは、綺麗に大幅プラスをもたらしてくれた。そう。木曜日深夜のドル円のV字回復とそれにつられた買いにのせられた人たちを手玉にとれたのだ。(ちなみに、午後イチで付けた106.94円を頭にあっという間に106円割れ。105.20まで実に1円70銭のくだりっぱなし。)

まあ、成功体験をここでひけらかすのが目的ではない。
任期を全うできるかどうかが8/17の時点で怪しくなった、という予想ができていた識者(政界内部含めて) がどの程度いただろうか?それどころかやめろコールを日夜激しくしているパヨク界隈は、意外なほどに静かだった。
それはここまでの結末を予想できていなかったからだ。まさに政治は一寸先は闇。
でも、辞めさせることに傾注している界隈は、いざ辞めるとなると、恨み節とも「やめないで~~」とも取れるヘンテコな叫びをツイッターにあげている。
→その最たるものが、高校に風評被害を与え続けている芸人のこのつぶやき
要約すると、「("´_ゝ`)フーン」と無関心を装っているようで、攻撃相手がフィールドから急に去ることに戸惑いを隠しきれていない様子がうかがえる。飯の種(ちやほやしてくれるお仲間と、バカにするネトウヨとのバトルが見れるんだもの、面白いに決まっている)が居なくなるんだからそうなる。
普通なら「#安倍辞めろ」までやってきた張本人なのだから、どういう結末であれ本懐を遂げたんだから大喜びするのが筋だ。私だって、今の野盗のトンデモ野郎が辞任するか、失職したらやんやの喝さいを浴びせるところだ。ところがそれがない。本文では「喜びも感慨もない」となっている。攻撃対象が姿を消すとどうなるのか……いみじくもこの芸人はその心情を露呈してしまったようだ。

口汚く安倍辞めろ!!と言い募っていたアベガーパヨクたちは、両手でも足りないくらい思い浮かぶ。彼らは「アベ憎し」が行動原理になってしまっている。アベが居なくなった後の世界を思い浮かべられないかわいそうな人たちなのだ。
任期を全うできなくて、むしろよかったのかもしれない。だってあと1年近くアベガーを言い続けないといけなかったんだから。
次が誰になるか、で彼らの言質がどう変わるのか、目が離せない。

ここまでの映画ランキングをご紹介。

9/1のサービスデーは、お休みを頂いて(正確には健康診断で)久しぶりに数タイトル見るつもりにしている。
あ、その前に8/30(日)にも、ちょっとした名作を拝見することにしているのだが、ここまでで劇場・スクリーンで見たのは60タイトル。
それらをいったんすべてランキングにしてみようと思った次第である。

−−   世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男ホセ・ムヒカ
−−   娘は戦場で生まれた
−−   T-34 レジェンド・オブ・ウォー 最強DC版
−−   銀河鉄道999

56位  男はつらいよ お帰り寅さん
55位  君が世界のはじまり   
54位  ひつじのショーン UFOフィーバー!    
53位  グリンゴ 最強の悪運男  
52位  ラストレター  
51位  カツベン!  
50位  イーディ  
49位  ドミノ   
48位  ムーンライト
47位  弥生、三月 −−君を愛した30年−−  
46位  ヒックとドラゴン 聖地への冒険
45位  ラストディール
44位  水曜日が消えた
43位  エジソンズ・ゲーム
42位  ランボー ラスト・ブラッド
41位  ぐらんぶる
40位  黒い司法
39位  ストーリー・オブ・マイ・ライフ 私の若草物語     
38位  嘘八百 京町ロワイヤル  
37位  プレーム兄貴、王になる
36位  屍人荘の殺人
35位  一度も撃ってません
34位  劇場版新幹線変形ロボシンカリオン 神速のALFA−X
33位  決算!忠臣蔵
32位  レ・ミゼラブル
31位  
30位  思い、思われ、ふり、ふられ
29位  リチャードジュエル
28位  2分の1の魔法
27位  ミッドサマー
26位  チア・アップ!
25位  ジョジョ・ラビット
24位  サーホー
23位  1917 命をかけた伝令
22位  記憶屋
21位  ステップ
20位  SHIROBAKO
19位  夜は短し歩けよ乙女
18位  映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
17位  ぼくらの7日間戦争
16位  秒速5センチメートル
15位  言の葉の庭
14位  プロメア
13位  グランド・ジャーニー 
12位  一度死んでみた 
11位  のぼる小寺さん
10位  羅小黒戦記
 9位  アルプススタンドのはしの方 
 8位  フォードvsフェラーリ
 7位  ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝
 6位  天気の子
 5位  この世界の(さらにいくつもの)片隅に
 4位  前田建設ファンタジー営業部
 3位  弱虫メダル
 2位  きっと、またあえる
 1位  君の名は。

現状60タイトル鑑賞したのだが、こうなった。
突き抜けた得点となり、もはやどんな作品が上がってきても太刀打ちできない「T−34」だけは、このランキングなどと言う範疇をはるかに超えている。なので逆にランキングに絡めない、という結末を採用した。
新作暫定1位がインド映画、というのは私自身も意外な結論だった。ボリウッドが自身の成功方程式を放棄してまで打ち出した人生賛歌に当方の感情が揺さぶられた。ひとえに、自分も「負け犬」だから、なのだろうか……
そして、これまたコミックモチーフの実写化のお手本のような「弱虫ペダル」の出現は、確かに原作破壊に過ぎる部分はあっても、映像化にあたって取捨選択をうまく御せていると考える。
「はしの方」は、本当に甲子園で撮れていたらベスト5も夢ではなかった。舞台劇は「想像」させることが重要だが、実写映画なら、演じる舞台や空気感が重要。後半になるにしたがってどうでもよくなるが、ファーストコンタクトはより重要だ。
今年は比較的洋画実写のあたり作が少ないのだが、3位の「グランド・ジャーニー」はベスト級にふさわしい。

2020.8.23 「2分の1の魔法」 鑑賞記

大絶賛を惜しまない作品に、余韻がたまらなく襲ってくる。
インド映画なのに、まるで日本映画かのような心情に迫ってくる作劇。マミーの電話でおかしなことになるなど、本当にこの作品はすごい。

そして大作新作で見ようと思っていたのはPIXERの「2分の1の魔法」だった。
とはいえ、「見たい映画」にはしておらず、そこまでプライオリティが上がったわけでもなかった。ただ、エンディングはどう持っていくのか、は気になっていた。

久々に劇場変えてのはしご鑑賞。ミント神戸のOSシネマズに到着。すると、ロビーはなかなかに盛況。どうやら、バンドリのライブビューイングが影響しているようだった。
当方は最初っからこの映画はまずは字幕版で見ようと思っていた。吹き替えに一抹の不安を抱いたことと、「日本語仕様」に映像を変換するところに我慢ならないからである(リメンバー・ミーやシュガーラッシュオンライン等で日本語にされた看板とかを見るのが苦痛だから)。
字幕が嫌われたのか、館内は全然客が入ってこない。30人いるかいないかレベル。カップルはそこそこ来てくれているが、もう少し入ってくれてもよさそうなものなのに……

さて、さっそく採点。
ツイのファースト評では92点としたが、微調整をかけて90点とする。
死んだ父親をよみがえらせたい、というのはよくあるプロットだし、魔法がまだ通用する(画面を見る限りハイブリッドっぽく見える)架空の世界、という設定やらはそこまでひねりがない。今作の最も言いたいことは、「兄弟愛」それ一点である。
引っ込み思案のイアンと、ロープレの世界に没頭するバーリー。病で死んだ父の残した、イアンへの16歳のプレゼントは、魔法の杖と、復活を促す魔法の石だった。だが、彼の力量が半端だったのか、下半身だけ甦ってしまう。しかも、24時間以内にもう一つの復活させる石を見つけないと、永久に消えてしまう、というのだった。果たして彼らは目的を完遂できるのか?

まあDISNEYであるがゆえに、目的を達成できないようなエンディングにはしないだろうと思っていた。だから仮に石が見つかっても、その呪いのせいでうまくいかなかったという悲劇的な結末(父復活できず)だったら面白いのに、と思ったりしていた。呪いによって、ドラゴンが召喚され、兄弟のいく手を阻む。母親のローレルも一肌脱ぐが、圧倒的な力量の差で追い詰められてしまう。だが、ここからの展開はうまかった(ソゲを巨大化させるというアイディアはなかなか)。

ここからのクライマックスのラストは意見が分かれたんではないかと思う。映像では、死力を尽くしてドラゴンを倒したイアンは、ドラゴンのがれきに阻まれ父の復活の場面には立ち会えずじまい。兄・バーリーと歓談する(数分間)さまをこっそりのぞき見するにとどまっている。イアンは、父親の実物を知らないで過ごしてきているだけに、そこまでの感情が勃興しない。バーリーには、最後に立ち会えなかったことが悔やまれることが石を見つける旅の途上で言われる。だから彼には父に逢う優先順位があった。でも、兄弟そろって父の復活を見届けるという選択肢もあったはずだ。だって、その方が、感動するではないですか(父が完全体となるのは、イアン目線でしか我々は感じられない。ここで、せっかく二人と観客は一緒に旅してきたのに観客は疎外感を感じてしまうのだ)?

たしかに思い入れが強かったのはバーリーの方だったことはわかるし、クライマックスラストのこの選択も悪くは見せない。でも、「知らない人は知らないままで行くべき」「バーリーしか出会えた感情を有しない」といえるこの選択をしたのは誰の立案なのか、は知りたくなってしまった。
ウロウロ動き回った挙句、結局自分の町にたどり着く設定は意外性があったが、ところどころでもやもやするところが出てくる。多分に、イアンが作った、父としたいことリストがいつの間にか兄との想い出に切り替わってしまっているところ、妖精たちの立ち位置、いきなり覚醒するマンティコアにも表れている。

Disney製作のアニメーションが、一時期の超絶ストーリーを標榜せず、ありきたりで終わってしまっているところに少しばかり今後に不安が残る。
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