大納会は、やや値を下げての終了となった。当方の「年末に向けての大相場形成」というもくろみはもろくも崩れ去ったことになる。
 とにもかくにも今年後半は、完全にサブプライムという疫病神に市場が取り憑かれたようになってしまった感がある。元はといえば、アメリカの住宅ローン会社の見積もりが甘かったということになるのだが、結果的に金融危機一歩寸前まで行ったことも事実である。
 実は日本もサブプライムほどでないにしても、個人消費の根幹ともいえる消費者金融の引き締めが顕著化するのは確実で、これがひいては消費の減退/不景気を誘発する可能性すら秘めている。
 今年は相場観を養う上では「度外視」出来る年ではないかと思う。もっともっと、「伸びる」企業を探せる/見出せる視力を持たないといけないな、と思う今日この頃である。