まもなく帰宅から一週間になろうとしている。
南九州シリーズ最後に総括、ということで書いていくわけであるが、当然のことながら、ここで話題にするのはLCCの筆頭でもあるPeachの実力とそれにまつわる感想である。

1.関空出発と他空港出発ではやや勝手が違う
関空は、第二ターミナル自体が事実上Peach専用になっているので、国内・国際線ともにPeachの旅客しかいない。ところが、帰りの便を利用する際には、他の航空会社の利用客も揃って保安なり、待合なりに同居することになる。勿論、それは織り込み済みであるとは言うものの、混雑が予想される大空港(千歳や福岡)では、時間に余裕を持った行動をより一層しなくてはならないと見る。

2.「持込」の制限はあって無きが如し?
PeachのHPには、機内持ち込みの規則が書かれている。
FAQの記載を転載するとこうなる。

身の回りの品(ハンドバッグ・カメラ・傘など)のほか、お一人様1個まで手荷物のお持ち込みが可能です。機内持ち込みが可能なサイズは以下のとおりです:
1) 大きさ:3辺の合計が115cm以内 (各辺が55cm×40cm×25cm以内)

2) 重さ:10kgまで

ところが、帰り便の旅客で多く見られたのは、個数がオーバーしている者である。重さについては、はっきり言ってうかがい知ることは出来ないものの、猛者ともなると、サイズオーバーと思しきバッグで降り立ったものもいる(折りたたみやコンパクトに収納でき、広げるとそうなっただけかもしれないが、製品寸法はオーバーしている可能性大)。
このような、半ば規則を無視するような動きになれるのは、「チェックインが無人で行える」点にある。
また、荷物の寸法/重さのチェックは、保安通過時にはほぼ行われない(中身がどうであるかだけが問題であり、重さについては不問と見られる)はずで、そうなると、「みすみす手荷物料金を取りこぼしている」とも受け取れる。

3.遅延が常態化している点をどう見るか
これはLCC全体に言える事だが、朝便であっても、ドアクローズから遅れを出し、到着まで遅れを取り戻せない。そんな運行状態が続いてしまっている。大手の定時運行率が85〜90%(天候による不可避のものを除けば、もう少し上がるはず)なのに、LCCの大半が70%前後という状態。昨年8月のエアアジアにいたっては32%と、「まともに飛ぶのが珍しい」すごい状況だった。
ここ最近、ようやくジェットスターは定刻運行をできるようになってきた(とはいえ、一番問題の多いのはここなのだが・・・)。Peachは、搭乗率が高いことが災いして、乗客の乗り込み/降機に時間を要している印象があり、これが遅れにつながっていると見る。LCCは乗るまでにせよ、降りてからにせよ、時間が読めない=出たとこ勝負で旅程等を組まなくてはならないというのは使い辛い面があることもわかった。

苦言ばかりになってはいるが、「安かろう」で「良かろう」になるには、もう少し時間が必要なのも理解している。何しろ去年開業したばかり。勿論安全に飛んでもらうことについては手を抜いてもらいたくないが、その他の部分ではおおむね「こんなものだろう」というレベルだった。
「飛行機の電車化」を標榜する会社の方針と、料金がほぼ折り合っていることからかんがえても、又、あの異常ともいえる搭乗率から見ても、このビジネスが成功に向けて着実に歩を進めている感触を確かにした。