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トップバリュシリーズ(イオンのPB)も、縦型がリニューアルしたものの、味はダウングレードしていて、正直買い続ける気がなくなっている。確かに値段は、NBの代表格である日清のカップヌードルのコンビニ流通価格168円のほぼ半額の88円。同等であるとはいえ、ここまで安くできるからには、どこかを手抜きしないと無理である。それがスープであり、具材の量や格の違いであるわけで、常に一緒なわけがない。

だから、PBのリニューアルが、幅広口のラーメン系で行われていても、一向に触手は動かなかった。しかし、新商品となると話は別である。
今回登場したのは「ワンタン麺」。へぇ、と思ったのだが、ノンフライ麺と、ふたに記載されたQRコード様のマークから、製造は明星食品であることが判明。どこのメーカーか分かりにくいものよりは、出所がはっきりしているほうがやや安心である。
ちなみに、ご承知の方も多かろうが、イオン発売のトップバリュは、ほぼすべてでメーカー記載を行っていない。セブンプレミアム(7&iHD)はかならずといっていいほどメーカーの記載があり、バーコードのメーカーコード(49の後の5桁)も実際に製造したメーカーが採番されている。

まあ明星製、と言うことであれば、安心して食べられる。
スープは、かやく入りの粉末と調味油込みのしょうゆだれの2袋入り。PBとはいえ、これには驚いた。ただ、かやくは、数粒のコーンとねぎ。ワンタンは10個弱入っていたが、まあしっかりとしたものではなく、皮ももうひとつだった。
麺の方は、ノンフライながら若干質を落とした感ありありの、もさもさっとした印象の残る麺であり、プルプル感とか、歯ごたえといったものとは無縁のものだった。
スープの味は、一昔前のレシピを引っ張り出してきたかのような、古臭い味。それはそれでありかな、とは思うが、食べ続ける/ファンになってしまうほどの印象はなかった。

これで3桁価格ならさすがにちゃぶ台ひっくり返してしまうところだが、88円なら十分納得である。量が少ないところも価格相応。逆に、ノンフライ麺を88円で食べられるほどになってきているのか、と感じずにはいられない。

 麺  2.6/5   スープ 2.7/5  具材  2.6/5    総合評価  74点