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西友の「みなさまのお墨付き」シリーズのカップめん試食もこの3味目で最後である。
これまでの試食では、いずれも、「スープも麺も及第点だが・・」と言う感想が漏れる、意外な仕立てでびっくりした。
なので、このシーフードもそこそこに「いけるのでは」と思っていた。

めんは60g、カニカマに申し訳程度のイカ、卵にねぎ、でやっぱりびっくりするほど少なく感じた。
湯戻り後、ふたを開けると、なななんと、乾燥カニカマがプクッと膨れて表面を覆っている! これには度肝を抜かれた。
さて実食。だが・・・
今回はスープにコクや深みと言うものが感じられないのである。「アサリとホタテの旨みがギュッと詰まった」・・・?
どうしてもこの味を食べるときに比較してしまう日清のシーフードヌードルとは、手数がぜんぜん違うのが分かってしまう。膨れて意外性のあるカニカマはポソポソした食感で、膨らませて具材の少なさをごまかすために使われたと分かってしまった。
そう。今回は、麺だけは小ましだったのだが、ほかの部分がダメダメだったことがわかってしまい、当方としては「検討を要する」レベルの製品となったとしたい。

さて集中して西友のPBを実食したわけだが、総じて「可もなく不可もなく」と言うレベルであり、価格相応と言う印象である。さすがにカインズのPBよりはまあまあ食べられるものだったのが救いといえば救いである。
ただ「食べ続ける?」と聞かれるとかなり疑問詞が付く。具材を犠牲にしている製品は、たとえ価格が安くても手にとって食べてみたいとは思わないからである。
実際、具無しの袋めん80円程度のほうが、いまや満足度の高い製品に出会えたりする。あえてがっかりするような製品に手を出す必要はなくなりつつある。
そう考えると、わずか30円ほどの差とはいえ、NBの代表格カップヌードルの完成度は、こういうPB商品と比べると、揺るぎないものであることが改めて思い知らされる。

 麺  2.6/5  スープ 2.4/5  具 2.4/5   総合評価 72点