3月末日といえば、年度の最終日。2013年度の「大晦日」といってもいい一日である。
しかし、この日に限って、これほどまでに「さらば」が乱舞するということはあまり記憶にない。

私個人の中では、つい最近まで、「消費税5%最後の日」くらいにしか認識していなかった。そもそも「いいとも!」の最終回を先週の金曜日と早合点していたくらいである(その証拠にブログネタでは2014.3.28付けでいいとも最終回の空想観覧記を書いてしまっている。3/31まで放送すると知ったのは3月にはいってから)。
ところが私の中で最もびっくりもし、「ああそうなんだぁ」と感慨深く感じていたのはジャンボジェットことボーイング747−400の国内線からの引退と言うニュースである。

大量輸送の先駆けであり、2階席が設けられたせいもあって、やや機首部分がこんもりしたようなスタイル。4発のジェットエンジンが長距離輸送をも可能にしたわけであり、飛躍的に空の旅が身近になった、エポックメーキングな機体でもあった。
その一方、747の輝かしい歴史に汚点をつけてしまった日航機123便事故は、ひとたびジャンボが落ちれば悲劇的な結末が待っていることを世間に知らしめるきっかけにもなった。ジャンボが退役したことで、満席同士の旅客機が空中衝突でもしない限り、この事故の犠牲者を上回る航空機事故はおそらく発生しないであろう。

2014年3月31日は、長寿番組の終焉/ジャンボの退役/5%最終日・・・おそらくまだいろいろと「終わってしまった」こともあるだろうが、なんか、またひとつ、昭和が遠くなったような、そんなきがする一日になった気がする。