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これまでのカップ麺といえば、普通に麺を戻した湯にスープを混入するタイプ(スープそば)と、ソースを使って味付けする、湯切りして食べる焼きそばスタイルのものに二分化されている。
ただ、私としては、初めて食べた時に「これは汁なしそばといってもいいのではないか」とした、サッポロ一番の塩ラーメン味焼きそばで、一つの風潮を感じ取った。

そう。つけ麺もそうだが、今後、だしに満たされたものではなく、スープをからめるタイプの「汁なしそば」が流行ってもおかしくない、とは思っていた。
その試行錯誤的な商品を、なんと、エースコックが出したのである。それも、代表ブランドである「わかめラーメン」で…。

正直、このチャレンジはびっくり、というよりも、勝算あってのことなのかな、と思わずにはいられない。しかも、冷やし中華よろしく、味付けはポン酢ベース。暖かい麺に果たしてポン酢って合うのだろうか?
私自身も半信半疑の実食。湯切り直後のふたを開けた時の、わかめのへばりつき具合は、もう一種「惨状」と言ってしまいたくなるひどさ。わかめは手間でも、底に沈ませて、表面に浮き上がらないようにしておくべきだろう。
そしてポン酢ソース投入。ごまと、ハーブの一種であるチャイブスのふりかけをかけて混ぜ合わせる。
ポン酢の酢の成分が飛び散るかのような、華やかさを辺りに振りまく。ある程度混ざったので食べ始める。

確かに「あっさり」とした食味は、今までで味わったことのないものである。とはいえ、後半になるにしたがって酢の成分は確実にどこかに行ってしまって、物足りなさが幅を利かせてしまうことになる。
わかめはいつも通り大量で、飽きさせないところは悪くないのだがそれ以外がないところまでも継承。コーン・炒り卵の黄色やパプリカ的赤が少しでも入っていたら、もう少し、目で楽しめただろう。

結論を言うと、「色物的要素強く、試作品の域を出ない」製品と判断したい。汁がないから、控えめの味でいいだろう、という結果が、今回の味付けに現れているのだとすれば、そもそもの作りこみの段階で拙速だったと言わざるを得ない。

通信簿で言えば「もう少しがんばりましょう」のレベル。麺を冷やせばまた色合いも変わるのだろうが、そこまでしたいとは思わない。

 購入場所 ダイエー 三宮駅前店
 麺  3.0/5   ソース  2.7/5   具材  2.6/5  総合評価  75点