現在の形の「麺ロード」になったのは今年の2月。以前にも書いたが、この4店舗を実質仕切っている、運営会社は(株)北海グループ。リニューアル前の一店舗は、今でも北海の一ブランドでもある「山神山人」が入っていたこともあり、今回の改編ですべてグループ外のお店に代わってしまったのかな、と想像していた。なにしろ、下手に新ブランドを出して失敗するくらいなら、4店舗、家賃取りでやった方がいいに決まっている。

そんなこんなで映画鑑賞後まっすぐこちらに。前回食べた「ちょぼいち」でスープ違いを体感しようか、と試みたのだが、同じ店に2回行くくらいなら、新規開拓の方が先、とばかりに、3種のしょうゆが特徴、と書かれている「さんげん」をチョイスした。

しょうゆの味が3種類もあるとはすごい話なのだが、ここはあえて「この価格で出せるの?」と目が留まったチャーシューメン・700円を堅メンでオーダー。
さんげん


チャーシューは、バーナーで一旦あぶって出しているので結構香りも引き立つ。
堅メンと言うことだったが、しっかりとした歯ごたえも感じられる、いい感じの麺。問題はスープのほうなのだが、コクは感じられず、インスタント的な味付けに毛が生えている程度であり、かなり愕然とする。
具材は、チャーシューの下に茹で立てと思われるもやしとやや多目のねぎ。味玉は別添えだった。
醤油ベースの、ほかの看板メニューと外れた選択が仇となった感は否めないものの、たれが違うだけで、スープは同一のはず。要するにこれでもし看板メニューを食べていたら、かなりがっかりしてしまった可能性もある、と言うことである。

不思議なことに、投票用紙は渡されず。「あれ?もう投票自体が終わったのかな」と思っていたのだが、ほかの3店舗ではやっている・・・。「あ、一位通過確定だからやってないのか」とも思ったが、なんか釈然としない。
そう思って後日WEBで検索。すると・・・北海グループの別ブランドで「さん源醤」というこれまた3種類の醤油味が楽しめるコンセプトの店舗を発見。よみは「さんげんしょう」・・・この店舗名「さんげん」とつながってしまった。そう。勧進元がやっている店舗だから、よほどのことがない限り撤退はありえない、と言うことだったのだ。

うーむ。少なくとも、スープは「ちょぼいち」に負けている。3種の醤油味のほうを試していないのでなんとも分からないが、ベースで考えると完敗だ。別に胡坐をかいているわけではなかろうが、感動できなかったことは間違いない。
 麺 3.3/5  スープ 2.9/5 具材 3.2/5  総合評価 79点