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エースコックのスーパーカップは、たまに安売りの目玉にされることもある、麺の量の割に廉価に見せることが多い商品である。
なので、たまの昼食にもこれを選択することもあるのだが、定番系のスープのものばかりで、新商品(スープ違いがほとんど)はあまり選択されにくい。
夏休みも佳境に入った過日。少し前に買い置きしていた今回の試食対象商品に手を伸ばして実食。
結論から言うと、「それほど感動しなかった」というところが実際である。ガーリック&バターをGARIBATAと銘打って、大書きしているのだが、確かに後入れの調味油でバターの風味が添加されるのは想定内だったが、バターそのものを入れているわけではなく、風味付けであることは確定(原材料として『バターオイル』と書かれているが、バターそのものではない)。それは即ち、バターの味が永続的に続くということではなく、前半戦を彩るものでしかないということである。
そしてもっと気になったのがガーリックの強烈さが感じられなかった点である。もちろん「ゼロ」とは感じなかったし、ある程度のにんにく感は得られた。しかし、もう少し強烈なものと想定していただけに、ちょっとがっかりする。
麺は今まで通りで別に進化も後退もない。具材もいたって「スーパーカップ」然とした普通のもの。つまり、スープだけが唯一の評価点なのだが、そこがちょっとショボーンでは、せっかくの新商品も浮かばれない。
エースコックは、特に新商品のコンセプト狙いが下手というか、拙速なような気がしてならない。汁なしわかめラーメンもそうだったが、ハズレを量産させるようでは、開発部隊の疲弊ぶりを露呈しているようで残念である。
購入店 ダイエー 三宮駅前店
麺 ２．７／５ スープ ２．５／５ 具 ２．６／５ 総合評価 ７４点
