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日清の「赤いシリーズ」は、夏の定番メニューである。夏突入前に食べた「Jack!」も、一定の評価はできるし、辛いものづくりについては、一日の長がある、とは言いすぎだろうか・・・
とは言うものの、派生商品といえる「レッドシーフードヌードル」は、そんな中にあって、どこかしら、もう一押し欲しかったな、と言う印象の試食となった。

もちろん、基本線は押さえてある。シーフードヌードルのスープをやや辛めに仕立ててあるだけのことであり、具材や麺質は、そのまま。
ところがスープのほうは、と言うと、プラス辛味にしてあることもあるのだろうが、暴力的な辛さでもなく、かといって、全く感じないわけではない。中庸を行くというと聞こえはいいいが、カップが指し示すような、燃えるような辛さを想起して食べると、拍子抜け度は半端ない。

日清のとりえは、野球で言うところのイチローである。逆転満塁サヨナラホームランは決して狙わず、ヒットの積み重ねでここまでやってきたといえる。この製品も、「ヒット」ではあるものの、シーフードヌードルと言う土台があるからこそ失敗していないわけであり、「足で稼いだ」と言う表現がぴったりのヒットのように思える。外れではないが、もろ手を挙げて賛成とまで行かないところは、いつもながらの企画商品の悲しい性でもある。

 購入店舗 ダイエー三宮駅前店
 麺 2.7/5  スープ 2.8/5  具材 2.6/5   総合評価 74点