今回、本当に情報源として助かっている、というか、ここの情報発信がなかったならば、こんなことになっていることまでは窺い知れなかった、浦安駅前店(0761)の現状。

そして、あろうことか、対外的ではなく、地元民限定のオープン初日にブログ主は突撃されていたようで、レポートを上げておられていた。
こちらがそのブログ

イコール、10月23日オープンは間違いなく、ニュースリリース上の10/28とはズレが生じる形にしてしまっていることは、本日にでも本社に凸する予定にしている。

せっかくレポートを上げておられるので、当方も文面を追いつつ、店舗状況を確認してみる。
なんと1階は駐車場が大半を占め、店舗スペースは、パン店の一部だけという珍しい構造。よって店舗面積はそれほど大きくなく、中規模のSMを想定していた当方の想定を覆してくれた。
店舗配置は、最近のダイエーオリジナルといってもいい、惣菜first的なもの。逆に今までならいきなり目に飛び込んできたはずの野菜系は、店舗入り口からは遠い場所に置かれているので、旧来のスーパーに慣れていると戸惑うこと必至である。
面積的に言っても取扱い品群の少なさから言っても、グルメシティ的な要素がある中でダイエーを名乗ったことは、意地のようにも映るし、減りつつあるダイエーの屋号を残そうとする動きもあったのではないかと思う。

さて、レポートの中には結構辛辣なご意見もあったので紹介しておく。
      あと、これはオープン初日だからかもしれませんが、
     関係者の方々がかなり邪魔でした。店員さんは気を使ってくれていますが
     スーツを着た関係者の皆さん、集団でゾロゾロ歩き本当邪魔です。
     これは、どのスーパーもオープン時は同じなんですけどね。


はいはい。おそらく、社長をはじめとして、営業本部長やら、お歴々がぞろぞろとあーでもない、こーでもない、とやらかしてくれていたのだろう。初日突撃の金山店(0762)で見た光景そのままが展開されていたと思われる。正直、「中の人」が見てもうざいと思うわけで、一般消費者からすれば余計うっとおしく感じたところではないだろうか。時々既存店にもやってくるあの「不釣り合いな集団」。クレバーに見て回る方法はないものなのだろうか…

さて今後の展開だが、当方は「かなり厳しい」と判断している。理由はただ一つ、店舗面積が手狭すぎること。オープン景気が続いたとしてもせいぜい一か月。年末商戦をこの面積では、高もそれほど上がらないとみる。しかも、西友が近隣にある模様で、価格競争や、大胆な施策ができているライバルとでは、新店だから、という優位度だけでは勝負できないと考えるのが妥当だ。
紆余曲折の末何とかオープン出来た店舗だが、このレベルでは、減り続けている売上高を補填するのはもちろん、利益を出すことも難しいとみる。金山は復活させるべき店舗だったが、ここはあえて新店として出すべきだったのか…。レポートを見れば見るほど、先行きの暗さが際立つ結果になっている。