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新ブランドが、ほとんどといっていいほど定着しないカップ麺の世界の中にあって、円盤形のパッケージに、「UFO」という当時のはやりをマッチングさせたこの製品は、類を見ないロングセラー商品になっている。
→UFOは、単に未確認飛行物体のことをさすわけだが、日清は、このUFOは「うまい、ふとい、おおきい」の頭文字からとったといっている 証拠映像がこちらww 若き日の文枝師匠(襲名前の桂三枝)が見られる貴重なCMである。ちなみにUFOのwikiにも、この製品に関する記述があるので一読されたい。


 さて、話がかなり脱線してしまった。本題に。
焼きそばは、はっきり言って、それほど味のレパートリーが多くあるジャンルではない。製品の構成は麺+ソース+具材なのだが、このソースくらいしか変えようがないというのが現状である。で実際、UFOにしたところで、明太子味やカレー味もあるにはあるが、定番として根付くまでには至らない。先般は、ブラジルWC絡みで鶏肉を具材にした焼きそばを出していたが見るからに企画・一発ものという様相で、あたりでもハズレでもない、微妙な結果に終わってしまっていた。

今回は、やや辛目に振ってあるソースを甘口にしたらどうなるの、ということの実験という様相である。その結果なのだが…
麺は、相変わらずのストレート。もう慣れてしまっているので、感動も何もない。具材も、ダイスミンチにキャベツで、ほぼやる気なし。そして投入したソースなのだが…。粘度があまりに高いうえに、そうとは知らないものだから、一か所に貯めるように絞り出したからさあ大変。まあ混ざらないこと混ざらないこと…
肝心の味は、確かに甘めに振った物であり、これはこれでありといえるのだが、もろ手を挙げての高評価、とまでにはとても行きつかない。何しろ、混ざりの悪いソースである。手間暇をかけさせるソースにした時点で、減点は避けられない。

「あーあ・・・」というため息しか聞こえない実食。やっぱり定番商品は、変にこねくり回していない「ザ・オリジナル」がベストなのだろう。この製品目線で言うならば、「もう少しがんばりましょう」のはんこを押さざるを得ない。

 購入店舗  ダイエー三宮駅前店
 麺 3.0/5  ソース 2.6/5  具材  2.5/5  総合評価 72点