ではこちらは頭書きなしでいきなり店舗名から発表していく。
・近畿圏
京橋(0235) 長吉(0381) 金剛(0305) 古川橋駅前(0361) 吹田(0330) 
西宮(0315) 甲子園(0633) 藤原台(0442) 三田(0700) 竜野(0273) 富雄(0432)

解析に関しては関東編と同様で行う。
・駅前/徒歩5分圏内 竜野 西宮以外すべて/吹田・甲子園・長吉・京橋・藤原台・三田はほぼ駅直結
・店舗規模が特大~大 三田と富雄/竜野がやや大程度で、あとは規模大。甲子園のみ特大。
・近隣店舗なく、独立  竜野/富雄
・売り上げもあり黒字化しているとみられる 三田/竜野/富雄以外は、売り上げはかなりある。黒字化していると思われるのは、甲子園/古川橋駅前/京橋/長吉/金剛/吹田。
・モール的な場所に入居 甲子園のみ。元がプランタンだったこともあって店舗面積は潤沢。
・都道府県別 大阪 5 兵庫5 奈良 1。

じつはこちらの店舗の方に、イオンが「欲しがる」理由がある。つまり『駅前店舗』というダイエー独自のもっている、立地の強みである。特に、奇跡と言ってもいい、甲子園への出店は、他の追随を許さない、まさに「阪神タイガース/高校野球様様」を地で行く売り上げをもたらしている。そして、この店舗こそ、今のダイエーの屋台骨を支えている店舗であったと言い切ってもいい。それを奪ってしまうのだから、本当に近畿と言えども「カス」しか残っていないという印象を受ける。ちなみに近隣にヨーカドーの店舗もあり、前回で指摘した「代理戦争」の甲子園版と考えられなくもない。、

ただ、創業の地でもある、三宮駅前店(0622)はこの中に入っていない。まあ、そこまでやったら、完全にダイエーの骨の髄まで抜かれてしまい士気低下は避けられないと踏んでの11店舗なのだろう。とはいうものの、ここに入っていてもおかしくない宝塚中山(0666)やおおとり(0340)といった、モール的なテナントで入っている店舗が存在していない。
イオン自体が、関東偏重型になっており、地域会社に任せている北海道/九州とは温度差があるのは仕方のないところ。まずは関東から体力を削っていって…という、外堀を埋めていく作戦にしてあるところは、イオン、なかなか考えた"作戦"である。

いずれにせよ、すべてがイオンに飲み込まれるのが確定となっている現状のダイエーの今後は、自主独立とか、法人格が残るとかはきれいごとであり、完全にイオンに蹂躙されて、空中分解寸前のところにまで追い詰められたと考えている。そして、大幅な右肩上がりも期待できない日本経済の中では、本当に没落していくしか道は残されていない。