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インスタントラーメンを製造している会社は、大手をはじめとして、中小/零細を含めると、100社程度はあると思われる。
そんな中にあって、メーカーとしては知っていたが、今一つ、製品に対する思い入れや食べてみよう、と思わなかったのが、ヤマダイ製の製品である。むしろ、「ニュータッチ」というネーミングの方が通りがいいかもしれない。
ちなみに、ヤマダイをはじめ、まるか食品(ペヤングでおなじみ)、サンヨー食品など、北関東に本社を置いている会社はかなり多いのである。
<ちょっと調べてみたのだが、ヤマダイは茨城、まるかとサンヨーは群馬。ちょっと規模が小さくなるが、大黒食品というメーカーも群馬である>
今回は、青森フェアの一環ということで、青森つながりのこの製品が出てきたということになるのだが、前回食べた、激にぼを超えうるポテンシャルはあるのか、が気になるところでもあった。
結論から言うと、「激にぼ」とは向っている方向は違うものの、普通に食べられた、というところに落ち着いた。
ただ、冒頭に書いてある、ということは、それでも何かしら、すっきりしないものがある、ということの証である。
麺は「凄麺」を謳ってはいるのだが、すでに同業他社が達成できている麺質とは、一世代前のイメージ。もちろん、悪いとまでいう気はないし、ノンフライなのも好印象だが、凄い、とまで感動する麺では全然ない。
そして問題のスープ。液体/後入れで、かなり好印象だったが、煮干しの風味がきつすぎて、全体をまとめる何かに欠ける印象を受けた。醤油の辛さは「中華そば」を標榜するなら、このくらいはないと厳しいところ。
具材は必要十分ながら、チャーシューの質の高さにはちょっとおどろいた。メンマは、存在感が薄く、もうすこし「がんばりましょう」。後入れの麩は、何か意味でもあるのかな、と思ったが、ご当地では不可欠な具材なのかも。
何かどこかの味がお手本になっている、とか言ううんちくもなく、これを持って『青森ラーメンでござい』と言い切れるものなのかどうか…青森と銘打たずに売り出した方が、変なハードルも上がらなくて済むのにな、と思わざるを得ない。
購入店 ダイエー 三宮駅前店
麺 3.0/5 スープ 3.1/5 具材 2.8/5 総合評価 81点