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遂にこのときがやってきた。
インスタント麺200アイテムに対峙してきた、当方が、どうしてもこのときのために残しておいた、正麺のカップ麺。できはどうあれ、「早くカップ麺出してくれないかな」を切望していたブランドだけに、期待度はかなり上がっていた。

実は、ほかのメーカーは、次世代袋めんを出すと同時くらいに、その麺を使ったカップ麺を出している(日清のラ王の場合は、カップ麺が袋めんになり、それを使ってまたカップが出るという経緯。サンヨーの「麺の力」が、袋めん→カップのルートをたどっているが、それ以外の次世代袋めんは、カップ化されていない)。
ところが、袋めんで相応のシェアを取り、もはや、日本の袋めんの代表ブランドと化した感すらある、正麺に関しては、登場から実に数年が経過しているにもかかわらず、カップ麺での打ち出しはしてこなかった。

ここまで商品化に時間をかけた最大の理由は、後でも記載することになるだろうが、「加熱し続けられる鍋調理に向いている麺を、湯温が下がり続けるカップに移植することがなかなかに難しかった」とみているのである。
実際、いずれ再度購入して、「鍋調理」で試食してみたいとは感じているのだが、ここがいまだにちょっとしたハードルになっているからこそ、商品化に踏み切れなかったのだと思っている。

というわけで、金色に輝くカップを購入。
試食日は10/31。もちろん、記録としては遅い部類であるが、記念にする製品としては、まさに「黄金」に彩られたものになるべき商品。

というわけで、早速試食に入るのだが…
時間通り/熱湯を使ったはずなのに、麺のほぐれ具合がすこぶる悪い。一分くらいはかき混ぜていただろうか。
すんなり混ざるイメージだったので、これは大きな減点ポイント。
では麺の味の方は、というと、これが、そんなにも感動するほどの出来ではないのである。最初に食べた、あの正麺的な麺とも少し違う。いや、「正麺」ブランドの別商品か、と思ってしまったというのが偽らざるところである。
そしてスープ。ややお上品だった袋めんとは違い、看板に偽りなしの、芳醇・コクが同居する、カップ麺ならではの味付け。これで何とか、麺の失地を回復することに成功する。
具材は、やや進化。特にチャーシューは、薄めながらも現代的な製法のもの。ほかの具材は量に不満は残るものの、価格的にはこんなものか、と納得。

結論を言うと、「正麺カップ」とうたっていなければ、こんなものか、ということで高評価になるところなのだが、なまじブランドを被せているせいで、その名前に傷をつけかねないレベルにしてしまったのは、ちょっと残念だ。麺自体がほぐれにくいのでは、という点は、カップ麺構想の時から、常に話題にもなっていただろうし、半分見切り発車に近い形でここに持ってきたのは、秋−冬の目玉=棚の確保という命題があればこそではないかとも思う。

袋めんが出た当時のフィーバーぶりもない状態のカップ麺の売れ方がそれを如実に物語っている。「カップ麺で正麺が味わえる」と踏んで購入した人の多くがリピーターになっていない証拠でもある。

せっかくの記念タイトルだったが、それほど大きく評価することは難しいと判断している。参考までに新基準評価も併せて載せることにする。

 麺  2.8/5   スープ   3.5/5   具材  3.0/5   総合評価   78点
<参考:201タイトル目からの新基準>
 麺  7.0/10   スープ   8.0/10   具材  7.5/10   総合評価  22.5/30
 価格補正   少ししたかったがなしとする。    格付け   A(まあまあ。可もなく不可もなく)