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別に、本の著者から何かもらっているんじゃね?、とか、ステマ要員乙wとか言われるのも若干違うとも思うのだが、とりあえず、届いた本は読ませてもらった。
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当方が、ブログにて、即席麺試食記を始めるトリガーになったのが、この山本氏であり、今回初めて本の中に写っているご尊顔も拝見することができた。
すでに氏は、海外袋めん事情的な書籍も出しており(当方2冊とも保有w)、今回の装丁なども少し気になるところでもあった。

実際に読んでみると、80年代前後に出てきた"イロモノ"的な商品にまで言及があるほどディープな取材量。もちろん、最近作についてはどちらかというと本のコンセプトから外れるのでやってはいないのだが、当方も多感な時に食べたり、CMで見知っていた商品が次から次に羅列されていくのである。「あ~~、これこれ!!!」「なんじゃ、このパッケージwww」など、いちいち突っ込みを入れながらの楽しい本読みとなった。

著者が即席麺に心を奪われることになった幼少期の逸話などもかかれており、ただ単にノスタルジーに浸る商品の写真集、という側面ばかりではないところも面白い。

インスタントラーメン…いわゆるお湯を入れるだけ、というコンセプトで食べられる商品が出て、すでに半世紀以上が経過した。麺質も多種に及び、味も今や分類するのも一苦労なほどに増えてきている。たかがラーメン、されどラーメン。ほぼ人生を即席麺にささげた著者の思いやただ歴史を振り返るだけではない編集ぶりも見どころである。本が出せるとなって国内メーカーのお歴々と対談できているのもいい経験になったのではないかと思う。

ちなみに、この辰巳出版から出ているもう一つの「懐かし」シリーズ。こちらも今や絶滅危惧種とされる「自販機」巡りをされているブロガー氏の手になるもの。これも併せて読むとちょっと面白い共通点が見いだせるのでおすすめw