にほんブログ村
2016年年明け早々の試食記になった。
それもそのはず。「御飯がない」からである。
自宅では、おせちも正直それほど作らなくなったし、食べたいと思えるものがない。
仮におせちがあっても「ご飯のおかず」にはなりようもない代物ばかり、という点も大きい。

今日初売りのスーパーに寄ってみたが、ちょうどいい頃合いの価格帯の弁当やご飯ものがない。あるのは、いいネタは使っているにしても価格帯が数段上の握りだったり、売り場を埋める意味合いもある1000円越えの駅弁だったり。要するに「正月なんだから派手に金つかえ」と説得されているかのようである。

げんなりして自宅に戻ると、あるのは、年末にしこたま買い込んだカップ麺の麺麺www
とはいえ、食べなれている(味がある程度想像できる)製品は手出ししにくい。
そう思って、初見である「ニュータッチ 凄麺 濃厚札幌味噌ラーメン」にチャレンジする。

5分より少しフライングしてスープを投入。食べ始める。
一口目で、久しぶりに食べる、「味噌ラーメンのあたり」を舌が認知して、ちょっとしたハイテンション状態になった。
以前にも書いたことがあるが、味噌ラーメンは、味の配分・いい頃合いというものが難しい。しかし、「濃厚」と大書きして迫る迫力と、味の対比は、その文言に勝るとも劣らないインパクトで次々襲ってくる。
麺は、その味をしっかりと纏えるかのように、太麺にしてある。これは大正解。中太以下だと、完全にスープだけが目立つ結果になってしまい、ラーメンとしてのバランスが壊れてしまう。

そして具材も、侮るなかれの出来を標榜。特に肉そぼろにもしっかりと味が付き、食感も悪くないところが気に入った。コーン/もやし/ねぎも程よい量入っている。

もちろん、価格もそれなり。とはいえ、下手すると、専門店でこの味を出せないような店舗も存在するんではないか、と思ってしまったくらい、スープにはほぼ満点の評価を与えてもいいとさえ思う。
二番手、三番手メーカーでも、自信作があれば、シェアは勝手についてくる。ニュータッチブランドは、このカップ麺戦国時代の中にあって一定の評価を得ているわけだが、今回の試食で、その背景がうっすらとつかめたような気がする。

 購入店舗  ダイエー 神戸三宮店
 麺    8.5/10   スープ   9.5/10   具材   8.0/10   総計  26.0/30
 価格補正   なし       総合得点   26.0/30    格付け   AA(新基準最高得点)