2月初旬に訪れたダイエー仙台店(0285)。
東北地区の地元紙『河北新報』が、ダイエーのイオン移管について記事にしたところ、結構な声の反響があった、とライブドアニュースが伝えている。
こちら。

ちなみに河北新報が使ったダイエーのエントランス写真は、商店街側のもの。
→当方の撮影したものはこちら。同じアングルで取っていたと思っていたのだが、その方向からはとっていなかったわ。
仙台店裏


もっとも、「震災後2日目で営業再開」は、建物がそもそもしっかりしていたことや、沿岸部に多く存在していたイオン系の店舗が津波で軒並みやられたのとは一線を画している。震度6弱は、阪神・淡路大震災の「震度7」(最高度の揺れ)の2段階下でしかなく、店内が結構阿鼻叫喚の地獄絵図になっていた可能性すら想起される(もっとも、割れ物・ビン類の多い食料品エリアは地下1階にあり、けが人が出たなどの公式情報も出ていないことなどから、迅速かつ的確な避難誘導が行われていたと推察。また、問題行動などあれば投稿されていてもおかしくないのにそれがないということがそれを如実に証明している)。
つまり、翌日で店内の片づけを終わらせて2日目に再開できているということがすごいわけである。勤務していた人の中には、津波にやられてしまった自宅などをほっぽりだして店の方に向かった人もいたのではなかろうか?そしてそれが結果的には震災後の支持にも、この惜別の声の多さにもあらわれている。

「For the Customers」は、まさにCEOの目指した理念そのものである。その結果が「よいものをどんどん安く」であり、地域密着の全国スーパーという一種あり得ないとされた経営スタイルの具現化にもつながった。しかし、彼亡きあとのダイエーは、完全に我を失っているとしか思えない状況が10数年来続いている。
仙台店の例を上げるまでもなく、ここまで支持されている根幹に何があるのか、どうすれば支持を取り付けられるのか…。この分析を早急にできる切れ者が社内に出てくることを私は望む。ダイエーも結局「安くなくなったこと」つまり、支持されないような施策がはっきりわかってしまったがゆえに顧客が離れたのだということに一日も早く気がついてほしい。

仙台をはじめとする、首都圏・関西圏の店舗移管まであと5日余り。ダイエーとして最後の”華”を添えられるのかどうか。注視したいところである。