ツイッターなどのSNSに投稿する人の大半は、ネットリテラシーをお持ちであり、問題視されるような発言や画像の投稿は普通ならしないものである。
ところが、店舗冷蔵庫に寝そべる/メニュー外の創作丼/恫喝動画の投稿など、本当であれば「公開してどうなるの」というようなものが次々にアップされてしまい、炎上→会社謝罪→身元確認→投稿主アボーン、という行動パターンをしてしまう層も一定数いる。巷では「バカッター」というらしい。

自己顕示欲が強いとか、公開することがステータスに感じているような向きがバカッター民には備わっているからこその結末なのかな、と思っていたのだが、今回の「放射脳作家」の、福島県産作物に関する暴言は、相手が曲りなりでも「作家」という、まともな職業の人物からの発言ということもあり、物議を醸している。

ところが、さすがにTOKIOファンが猛烈にたたいたのか、いや、まるで日本中を敵に回したかのような発言だったことも影響したのか、ツイッターは炎上状態。たまらず謝罪した模様なのだが、反省している文面には見て取れず、まるで入店直後に頼むビールよろしく「とりあえず謝っとけ」という風にしか感じ取れないのである。→別の言葉でいいかえると「はいはいすいませんでしたwwwwwwww」人殺しと言い切ってしまったことは消えないし、そういう浅薄な、表面的なところからしか物事を見られないということは、その人の作家としての立ち位置にも影響することにまでどうして考えが及ばなかったのだろうか…あ、放射脳だから仕方ないのか…

そう。謝るくらいなら、最初っから発言しなければいいのである。ちょっと投稿を発信する前に一呼吸でも置いて、「人殺しって文言がまずいかなぁ」などと推敲もせず、感情に任せてつぶやいてしまう。物書きとしては、あり得ないほど軽率で、文学的な薫りも、理路整然とした説得させるような響きも何も感じない。いかに彼がノーベル文学賞の候補になるほどの大作家であっても、こんなことをつぶやくようでは、「書いた本もレベルが低いんだろうな」と想起させてしまうところが痛々しい。

当然の成り行きとして、自身の著書にも悪い評価や論破する書き込みがなされる結果に。デマどころか、何の根拠もないこのツイートは、福島県に対する侮辱…ヘイトスピーチ以外の何物でもない。
我々は笑いや批判に飢えているわけではない。あえて、自虐ネタを提供してもらわなくても日々それより面白いことは転がっているし、胸糞なネタは本当は御免蒙りたい。しかし…阪神淡路の被災者でもある当方にとって、福島に対する侮辱は到底許されるものではない。
本当に何がしたかったのか…理解に苦しむツイートだったことは間違いない。