最近は、「きになる→google様」は、一種の既定路線になってしまい、記事にするのもはばかられる事態が続いていた。
しかし「風が吹けば桶屋が儲かる」を地で行く、奇妙なルートをたどって、ここにたどり着いてしまったのである。

そもそものきっかけは、「ゴム製品はどうしても黒でなければならないのか」というところから。輪ゴムはあめ色がメインなのに(色付き輪ゴムは、食品系でよく見かける/緑とか青とか赤とか)、タイヤとなると、黒ばっかり。その理由が知りたかったのだ。
質問サイトでの「ゴムの色 黒」で検索をしてみるとこんなトピに出合う。→こちら。 ベストアンサーに選ばれている、回答の中の「カーボンブラック」が気になり、ここからgoogle様の本領発揮。

→カーボンブラックで聞くと、一発目にWikiのページ。もちろん開いて「ああ、なるほど」と理解していく。
ここで、最後の「関連項目」に「国鉄ホキ6900形貨車」の文字を認めてしまう。

幼少期、雑多な車種がいろいろと連結されていた貨物列車。有蓋貨車は一輪で支持していることもあり「タタン」というボギー特有のジョイント音ではなく、「タン」が連続するリズム感が心地よく、ホームで待っていても、かなりテンションが高かったのを覚えている。ほどなく始めた鉄道模型の世界でも、当方はむしろ貨車の収集に血道を上げていた。また、操車場にもかなり入れ込んでおり、今思うと、あの昭和の遺物がほとんど姿を消しつつあることに寂寥感がにじみ出てくる。どんな変わった貨車だったのか…気になってしまったのは無理からぬところである。

そうなってくると、関連項目から更なる関連項目へ。
ホキ6900型→現行のホキ1000型→ホキ9500型へと変遷していく。
このホキ9500型も数奇な運命をたどっていることがわかったわけだが、ここでまたしても気になる名前を見つけてしまう…それが「西濃鉄道」だった。→こちら。

パッと見には、「あの西濃運輸が鉄道会社もやっているのか(運輸関連だけに)」と、想起してしまうのは無理からぬことであり、しかも貨物鉄道会社となれば、そう思っても不思議はない。ところが、そんな当方の想定を裏切るように、記事には「大手運輸業会社の西濃運輸やその持株会社のセイノーホールディングスとは資本的、人的ともに関係はなく、会社の成り立ち自体も全く異なる。」(上記「」内抜粋)と書かれていた。

がっかりしたのもつかの間、過去の車両という記述の中の単語にくぎ付けとなる。

      貨 物 鉄 道 博 物 館?!

確かに、ここ最近、大手鉄道会社の、鉄道遺産に対する取り組みは、かなり向上してきている。東日本/東海は、沿線に博物館を新設もしくは移設。そして満を持して、このGWに開館するのは、西日本の旧梅小路蒸気機関車館を吸収する形でスタートする、「京都鉄道博物館」である。
しかし、「貨物鉄道博物館」は、このWikiに接するまで聞いたことのないものだった。

というわけで当該wiki/そしてHPに飛んでみる。wiki  HP

なんと開館日は「第一日曜日」のみという、博物館。この特異性も、ボランティアによるものと考えれば、営利目的ではないのでうなづけるところである(開館日の入館に関して、入館料は無料である!!)

貨車好きの小生としても、こんなものがあると知ったからには、一度は訪れたいとは思う。しかし…月一の日曜日だけとは...そのハードルの高さにしり込みもしてしまう。