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企画ものの一発屋は、リピーターを想定していないので、「一期一会」で即購入しないと買いそびれて味わえない、という欠点がある。
そう思って、定点観測しているスーパーで見かけた『フュージョン麺』なるコンセプトの、ドラゴンボールコラボのカップ麺を買い求めたわけだが、前回の「赤いきつね味焼うどん」は、正直感動をするというレベルではなく、("´_ゝ`)フーン、で終わってしまうものがなしさを持っていた。
これがその記事。

ただ、今度はカップ麺の味が「ただのカレー味で無くなったらどうなのか」という味の上での「合体」だけに、少しだけ期待をした。
まず液体の方のスープを投入。これだけでとりあえず薄いものの、味噌ラーメンっぽい雰囲気が十分伝わる。ここに粉末であるメインのカレースープを投入する。カレーの匂いは十分伝わってくるのだが、麺と同時に食べると、「お、みその風味も感じるぞ」が明らかに出ていて、見事に『フュージョンしてるな』を実感できる。

スープはそういうわけで、ここ最近ではまれに見る、新機軸であり、意外に「行ける」となったわけだが、麺が少々いただけない。確かに麺づくりの麺であるのだが、どうにもごわごわする感じがいつまでたっても抜けない。同様の価格の「麺職人」とはノンフライという点では同じなものの、麺のできは比較にもならない。この点は、少し努力が必要だろう。
具材は、ニンジンと豚肉と、後入れスープの乾燥ねぎ。肉片はまあまあ存在感はあるが、もう少し何とかならなかったものか、と思う。

「混ぜる」のが調理法だった前回に比べると、「味を混ぜる」方が失敗が少ないし、十分アピールもできていた。ただ、辛さは抑制的であり、純粋なカレーラーメンとは言い難いところがあるところも事実。この、どっちともとれる微妙なポイントを探り当てた開発陣には脱帽である。

 購入店  関西スーパー 大開店
 麺   7.0/10   スープ   8.0/10    具材  7.0/10    総合計 22.0/30
 価格補正  +0.5      合計   22.5/30     格付け   B(喫食に耐えられる味)