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サンヨーの「和ラー」3品種を食べ終えて、感じたのは、「香料の使い方が派手になっている」という点である。もちろん、嗅覚を刺激し、うまさをほうふつとさせる効果を狙ってのことだということは言わなくてもわかっている。それも含めて、ここまで人工的に香りが作られ、製品の顔にも寄与する事態になってきているところはその昔、「とりあえず作れば売れた」時代とは隔世の感を禁じ得ない。

「じゃがバター味」が大書きされたラベルを見て、後入れで表現/もちろん、固形のバターは原価も高く、小袋化は難しい=バターオイルの出番か、と推測していたのだが、これがズバリ的中。もちろん、原材料名にも記載。
なぜ「バターオイルの存在を知っているか」といえば、以前紹介した、ダイエー赤羽店(フードスタイルストア改装後)で唯一撮った店内写真に掲げられている「バターパスタ」にその片鱗を見出したからである。
→それがこちら。
赤羽店内

バターって、溶けて固化すると白濁する。その特性が感じられなかったので、バター風味の液体系の油脂を使っているのだろうと察していたのだが、調べるとそういう商品は存在していた。

ともあれ、オイルを投入していなくても製品として成り立っているか、は注目する部分だったわけだが、一口食べてみて納得。十分に製品として成り立っている。
というわけでバターオイル投入。熱せられたオイルに含まれる香り成分があたり一面に広がる。とはいえ、本来のバターとは微妙に香りも異なる。「合成的な香り」にならざるを得ないのだ。そこに納得しながら、完食。

最近サンヨー系の麺は、ほどほどに手が入れられているのか、今回も、今までの実食では味わったことのない、やや強いコシを実現。軽快なのど越しに縮れがもたらすスープの取り込み効果もあって、意外なほどの出来の良さを実感した。
スープは、どうしても平板にならざるを得ないところだが、バターオイルに負けない意思表示は感じられた。もっとも、バターオイルの香りづけは半端なく、完全に何もかもがバターオイル化してしまい、ややげっそりしてしまった。
具材は、彩の薄さはマイナスポイント。じゃがを大きく歌っているのだから、もっともっと入っていてしかるべき。

ハズレではないし、大きなあたりでもない。だが、サンヨー系の製品が「あ、香りで食べさせるのって、ありじゃね?」と思っていることは、これまでの製品をみるにつけ、共通点が多く見られる。
単に「普通の味噌ラーメンカップでいいのに」と思いつつ、ちょっと付加価値をつけたくなる…度が過ぎるとマイナスポイントにもなりえる「諸刃の剣」であることに会社としてどこまで認識しているのか、はこれからの製品を見て判断したいところである。

 購入店  ダイエー 神戸三宮店
 麺    8.0/10   スープ   7.5/10    具材  7.0/10    総合計 22.5/30
 価格補正  なし       合計   22.5/30     格付け   B+(普通という感想)