※1/6 遂に公式データを入手しましたので更新しました。
2017年。いまだにこのカテゴリー以外で投稿していない自分がいることに気が付く。
公開当初、某レビューサイトで、複数回観ている人を見て、「そこまですごいのか」と半ばあきれ顔で読んだりもしていたわけだが、今や、当方があきれられる側に立っている。

今やヘビー鑑賞者であり、ただ見ただけにとどまらず、解析までしてしまっている当方。今やその関心は、映画本体よりも、観客動員/興行収入にむかっている。
何度も書くようだが、この作品が、今までの「小物」映画を蹴散らせえたのは、当然の様に、そびえたつ巨塔を打ち倒すべき挑戦者たりえるかどうかという試金石でしかない。200億突破に時間はかかったが、それもこれも夏休み公開をしてこなかったからこそ。だが、ポテンシャルとしてこの程度はもともとあったとしなければ、たった一人しかなし得ていない200億の壁を越えることはあり得なかったとしたい。

そして私は何度も映画館に足を運んだことでいろいろな事実を目の当たりにする。
それは「幅広い年代層に支持されている」ことである。ド平日の午前中の上映回であっても3割程度は客が埋まる。しかもその大半は、リタイア組を含めた高年齢層。12/16の鑑賞回では「本当にこれがアニメーション映画の観客層か」とうなったほどである。12/1のおばちゃんとの遭遇など、これもアニメ映画では初体験。それでなくても公開一か月後でも満席のスクリーンは初めてだし、同じ現象がよもや1月1日にも発生するとは夢にも思わなかった(ちなみに西宮ガーデンズの14時台の回は、なんと!!1/1-1/4まで売り切れ表示。1/5もそうなら恐ろしい出来事だ。ちなみにやや大きめの入れ物=303席が埋まってしまうのですよ!!)。

もちろんそれだけではない。大のおとな・・・50手前の、恋愛に少々うぶな小生がギャン泣き一歩手前まで放り込まれる事態を一体だれが予想しえただろうか?そもそも映画で泣くなどということは感動の一作である「火垂るの墓」であってもしなかったし、劇場がすすり泣きで埋まった「うる星やつら 完結編」ですら涙腺はピクリとも動かなかった。唯一ヤバいな、と思ったのが「タッチ−背番号のないエース」くらい。これもラストシーンだけだったので、ウワっという感情が盛り上がる前にエンドロールを迎えてしまった。今では、(チョットシンジラレナイカモシレナイガ)シーンが思い浮かんでしまい、ウルッときてしまう、一種の中毒状況にまでなってしまっている。

今まで幾多の映画/アニメーションを見てきたが、ここまで心に憑りついて離れない作品は本当に久しぶりである。そして同様の、言い表せない感情に支配されている初見の方々が続出していると当方は推察する。
そうでなくては…正月3が日の驚愕の入れ込みはとてもではないが発生しえない。全員が全員、リピーターとは考えにくいからである。そ・れ・も。公開中期、いや、初期の平日とほぼ同等の入れ込みなど、想定外である。

ようやく、興行通信社発のデータ(12/31-1/1の週末ランキングなど)が出始めている(「君の名は。」は、トータルではやはり3位だが、邦画トップを再獲得)。
早くに素晴らしいデータを見てみたいものだが、それは逆に、この作品の底の知れない実力を新たに露呈し、またしても客が客を呼ぶ好循環を創出しそうである。
19週の週末成績と累積の成績。前週越えはほぼ確実とみられるが、それがどのくらいになるのか、注目である。
※2017.1.6現在、興行通信社を含め、19週目の観客動員数の確定数値については、公式サイドを含めて記述/発表はない。
そう思って、【「君の名は。」の興行収入だけを見守るスレ 29】を確認すると、1/6 ムービーウォーカー 元編集長のツイッターで(正確を期するためコピペしてあります)

  『君の名は。』は1/5までの133日間累計で動員1735万485人、興収224億9158万9800円となっています。
ソースはこちら。

と出た。
日数的には違うが、12/26からの11日間で、95万人、約11億も稼いでしまっているという状況に。
当方の推定一日平均7万人ははるかに凌駕。しかも冬休み期間と言える、12/23-1/9までの18日間で、140万人クラス位の動員が可能な位置についたとみている。