すでに二ケタ回に至った鑑賞回数。だてに時間とお金を使って「見てきたー、よかったー」だけのためだけに行くはずがない。
特に2回目からしばらくは、「あれの意味は」「これはどうだ」という疑問点から鑑賞せざるを得ない、という必要に迫られて劇場に向かった側面の方が強い。
ところが、そうこうするうちにいわゆる「観ないと済まない」禁断症状的なものが噴出。挙句の果てに瀧くんの一人語りで号泣してしまうという副次効果まで飛び出す始末。
ミイラ取りがミイラになる、ではないが、解析しようと回数見てしまったら、見事にはまってしまった、というのが偽らざるところである。

106分程度で、彼らの人となりから入れ替わり、伏線の設定・回収/時間のずれに関わる記述などなど。
解析厨の血が騒ぐ題材がてんこ盛りであることにも、複数回観て気が付かされる。
その最大の原因は、「書き足りないこと」『きっちり説明しないでストーリーを進めた事』にある。

だから、我々にも解析の余地があるし、それは原作者たる監督氏しか答えを持っていない点について議論できるという側面もある。
とはいうものの、意外にいろいろと出てきてしまった、というのが現状である。
2017.3.1現在、当方が議論を持った題材を以下に上げる。尚ブログ本体と項目やタイトルは変更してある。
実はこれでも網羅しきった/終わった、とは思っていない。ぶっちゃけ、DVD/BDを入手して解析した結果答えが出るといった項目も出てくる可能性がある。

(1)
・序盤の時間の経過に関わる部分
・2016年の機種に戸惑わなかった三葉
・町長選挙の選挙期間があまりに長い件
(2)    
・「繭五郎の大火」がもたらしたもの
(3)
・「10月2日」を俯瞰する       
(4)
ご神体にまつわる謎2題      
(5)
・一葉の言葉がもたらす意味    
(6)
・糸守の風景をアナログで書き残そうとした瀧の真意
(7)
・3人の飛騨旅行は、いつにとり行われたものか?<徹底検証事項>
・「あの瞬間」まで三葉の書き込みが残っていた事実を検証する 
(9)
・瀧と三葉の「涙のわけ」 
(10)
・2013年10月4日の「二人の瀧」問題<重要項目>
(11)
・「てのひらの文字」の役割<重要項目>
(12)
・町長までもが宮水家でまとめられている奇跡
(13)
・三葉が髪を切ったわけ
(14)
・風鈴の音色の意味するところ
(15)
・三葉の「眼」が映したもの
(16)
・二人の恋愛観を探る
尚、小ネタ集は前回10番目の記事としたが、今回は、真ん中に当たる8番目に挿入する。