「美女と野獣」がらみの記事はこれでおわりにしたい。
実は気になっている記述がある。→前田有一氏の「美女と野獣」評

生々しい、という書き方に興味を覚えたのだ。実際、野獣の特殊メイクは恐ろしく手間隙かかっているだろうし、意外に暗めのシーンも多く、それが怖さを増幅させる。
ところが、アニメーションの野獣は、どことなく憎めないキャラデザである。ベルがそこそこ美形に描かれていることもあるが、それを邪魔しないレベルにしてある。

2Dと3Dで物議を醸したといえば、このキャラが思い出される。
ここでこのキャラが出てくることを想定できたならなかなかのものwwwww

登場当初は、嫌悪感を感じさせる平面図案だったのだが、いざ着ぐるみになると、その愛くるしい動作にキレのある動きで一気にゆるキャラのスターダムに乗ることができた。

この意外性には当方もしてやられた。最近でこそゆるキャラばやりではあるが、この図案が発表された当初、全マスコミが異端のものという方向性を持って攻撃に転じていた。少なくとも好意的に報じていたところは皆無だった。
ところが、3Dの着ぐるみの動きで状況は一転。「かわいい」という声に押される形でネガティブ報道はフェードアウトしていく。

今回、思ったほど興行収入が伸びていない「美女と野獣」。あまりに野獣を再現しようとするあまり、やりすぎた可能性はあると思っている。
ちなみにYahoo!の映画レビューでも、当方が指摘した部分(円舞シーン)の物足りなさを指摘する投稿が散見されている。やはり、アニメーションの出来の凄さを見知っているものからすれば、生身で勝負したものの、ほとんど特殊効果・カメラ回しもなしでやってしまったのは若干の評価減点ポイントとなったのは間違いない。