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袋めんに一大センセーションを巻き起こし、見事、トップブランドに就任した趣のある「正麺」。
→塩味バージョンを上梓。「嘘だと思ったら食べてください」が効いている。

登場当初は、品切れの連続。この麺質に感化されて、他社も袋めんで対抗製品を打ち出したが、結局王者しか生き残っていない。

しかし・・・満を持して、というより、製品化が遅れに遅れたカップ麺の方は、というと、大ヒットするでなし、かといって外れるでもなし。棚は何とか保持しているわけだから、そこそこに売れてはいるのだろう。
でも、試食記200タイトル目に指名して食べては見たものの、ぼんやりとした印象しか残っていない。何しろ、麺のほぐれ具合が半端なく悪かったからだ。→当方の200タイトル目試食記はこちら。

その後何度かリニューアルしていることは知っていたのだが、やはりハズレを一度引いているものからすれば、「またやらかす」ことを半ば容認して籠の中に入れないといけない。もっとも、今回は、3点500円=税込540円/一個当たり180円でゲットできているので、価格補正も期待できる。

さて実食。
前回同様、100度近い沸騰したお湯で戻し開始。調理等に必要な時間を勘案して4分強でふたを開ける。果たして今回は…
うん。前回のごわごわとした印象はかなり軽減され、すっきり、とまでの劇的変化はなかったが、明らかにほぐれはよくなっている。これでかなり勝負あり、といった感。
麺自体も、「これなら正麺カップと謳えますわ」といえるほどの再現度で迫ってくる。歯ごたえ、質感。前作を大幅に上回り、高評価とできる。
スープは、ややくどいくらいの脂分がしつこさを出してしまい、ややマイナス要素。でも、全体像としてはそこまで減点するには至らず。
具材は、ねぎの大量ぶりと、重ね肉風のチャーシューはよく頑張った方。ノリの風味も侮れない。

だが・・・
同じような値段出すなら、私はヤマダイ製品(凄麺)にする。麺が一定の進化を遂げたのはわかっていたし、それも含めてここまでの出来・評価は当然。でも、麺が取り柄でほかがもう一つなら、他にも手を抜いていない、コスパ上等のヤマダイ製品に手が伸びてしまう。私が中高額系のカップに余り手出ししないのはそういう理由があるからである。
結論を言うと、「うまくなったな、正麺カップ」というレベルでしかなく、感動まで呼び起こすには至らない。

 購入店舗   イズミヤ 西宮ガーデンズ店
 麺    8.0/10   スープ   8.0/10    具材  7.5/10    総合計 23.5/30
 価格補正  +0.5     合計   24.0/30     格付け   A(ようやくここまで)