にほんブログ村

麺職人という、廉価版でありながら、麺質にはこだわって作っている一大ブランド。登場当初から麺質はどんどん改良され、醤油ラーメンの、極細ストレート麺には、感動すら覚える。

時々、地域限定的な特別な麺職人が出てくるわけだが、実は、一度食べてがっかりしたのは、「沖縄そば」バージョンだ(日清製品では珍しいC評価。でも、この記事を読んでいただけるとその理由はわかってもらえるはずだ)。そして、一番びっくりしたのが「台湾ラーメン」バージョンである。→試食記。

さてそんなハズレもあたりもどちらもありな麺職人地域バージョン。今回手に取ったのは、仙台辛味噌ラーメンである。
結論から言うと、「別に麺職人を謳わなくてもよかったんじゃね?」と言いたくなる内容だった。
麺は、ノンフライながら太手もみ風麺と記載。これが「しっくりこない」というよりは、「この系列も麺職人って言っていいの?」というレベルだったからだ。
もちろん麺がまずい、というわけではない。だが「まるで生めん」というのは明らかに過大評価と見て取れたからである。その代わり、味の調整の難しめの味噌味については、充分に及第点。もっとも『辛味噌』ということで、ラー油に逃げられてしまった感も無きにしも非ず。具材は、細切れ/量もこの価格だから仕方ないとはいえ、もうひと頑張り。

仙台味噌は有名であり、この製品に限って言えば、味噌全体の半分は仙台味噌のようだ。とはいえ、ブレンドしていると当然味わいというものもスポイルされる。だいたい、生活したことのない人にしてみれば、仙台味噌の特色や味わいなどわかるはずがない。
味に値打ちをつけるのはメーカーの勝手だが、ラー油も肩を並べてくる味噌味にそこまでアピールする必要があったのかどうか…少しだけ首をかしげる実食になった。

 購入店舗   アル・プラザ(平和堂) あまがさき店
 麺    8.5/10   スープ   8.0/10    具材  7.0/10    総合計 23.5/30
 価格補正  なし      合計   23.5/30     格付け   A(悪く見せないだけ。)