2017年の映画鑑賞記録だけで、60回にも達する模様である。
去年の今頃…確かに君縄がマイブームになりつつあったとはいえ、劇場に足しげく通う局面は考えられなかった。それが気が付けば二桁などあっという間。2017年に可能な限り遠征までして観に行ったというのがあまりにすごすぎるのだ。

しかし…「君の名は。」は私にとてつもないことを教えてくれた。
"劇場版の作品は、どうあれスクリーンで見ないことには始まらない"と。

実際、ヒットしそうかどうか関係なく、「ルー」「乙女」「キミコエ」などアニメーションで言えばほぼ手当たり次第。来年あたりにガルパンの劇場版は押さえつつも、それ以外にも触手が動きそうでもある。

それがこの作品・・・「響け!ユーフォニアム」の外伝的立ち位置の「リズと青い鳥」である。どうなるかは観に行ってからのお楽しみ、と言ったところだろうか。

さて、この作品も、11月に見てからの2か月ぶり・2度目の鑑賞となる。
総集編という立ち位置ながらも、そうと感じさせない編集ぶりは神そのものだし、基本久美子とあすかの物語を抽出しているところも秀逸。
それでも、例えば合宿の日の早朝、二人が対峙しようとする場面で流れる曲、そしてそれ自体がタイトルでもあり、彼女たちの成長を促すキーポイントになっているというあたりに感動してしまう。ラストシーンでこの曲を聞いたときの感動と、それに覆いかぶさるように、感情の発露が見出される。そう。おいおいとまではいかないがじっとりと頬が濡れるのである。

久美子とあすかの対峙シーンも見ものである。大人ぶるというか、確実に上から目線のあすかに、しがみつくような態度の久美子。その真摯な言動が胸を打つ。息をもつかせぬセリフの応酬が、私に北斗百裂拳を食らわせたかのような衝撃を与えてくる。セリフの持つ衝動が私をとらえて離さない。

2001年の「千と千尋」以来、映画もテレビも2016年10月まで、ほとんどのアニメーションに触れなかった私。だが、それは今大きな「失われし時間」として記録されることになりそうである。話題作にも触れてこなかった報いが、今こうして噴出してきていると実感している。

来年こそは時間の許す限り、いろいろなタイトルを網羅していきたいと考えている。かくして、60回目の映画鑑賞は幕を閉じる。すべてが記録ずくめの2017年ももうすぐ終わりである。