映画鑑賞が一つの趣味のように勃興してしまった私。50歳にもなって、新たな趣味ができるというのは本当に予想外だった。もちろん、そのかわりといっては何だが、完全にギャンブル系とは決別状態。以前なら10K20K負けも仕方ないと思っていたのだが、それがバカらしくなってきている。まあ、それを屁とも思わなくなるほどの収入状況でなくなったのが一番大きい。

月に3~5回は劇場入り。私の出没エリアは、梅田/西宮/三ノ宮とターミナルにある劇場がメイン。名作もやる、ピピアのある売布神社、サンサン劇場のある塚口も守備範囲に入ってきている。

4/1、「ウィンストンチャーチル」を観に行ったのが西宮os。鑑賞後にラーメンを食べたと記憶している。
だが、正直言って、ほかの安めのフードもある中で、この価格にはしっくりこないものを感じている。最低価格の、最低限のトッピングの並ラーメン750円。750円ですよ、750円。カロリー対比で言えばビッグマックセットの方がお得に感じられる。これが650円なら「よくやってるな」となるところなのだが…たかだか100円というなかれ。
半券提示でウーロン茶をサービスしてもらう。むしろこれくらいないと、やっていられない。

バリ堅を所望したはずだが、それでもやや柔らかい感じのする麺。それでも細ストレートはやはり豚骨との相性ばっちり。ここのスープは、当方の中では豚骨系の中でも一二を争ううまさだが、手を抜いていないというか、手が入っていると感じさせるとろみとコクが素晴らしい。だから、生姜や辛し高菜を入れても、決して存在感を失わない。具材は言わずもがな、でそこまで期待していない。

一幸舎も博多豚骨を標榜し、本場を謳う店の中では着実に店舗を伸ばしつつある。スープのけだもの臭さを極力排しつつ、オーソドックスな博多ラーメンを表現する。そこには安定感とプライドのようなものを感じる。うまいうまいで箸が進むほど何か中毒的なものがあるわけではないが、安心して食べられるラーメン店という意味でも、もっと広がってもしかるべきだと思う。

麺  4.0/5  スープ  4.2/5  具材  3.8/5    総合評価 93点
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