この作品…「いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち」は、ニンジャバットマン鑑賞時のシネ・リーブルで予告として流れていた。

というわけで、どう出るか微妙だったが、ポスターの煽り文句につられて拝見と相成った。
日曜日ということで、場内は意外にも盛況。ロビーにも待機客がちらりほらり。で入場となるのだが、意外なほどの入り。当方購入時で25人だったが最終的には40人強にまで伸びた。やはりカップル/夫婦での鑑賞が多く、過半を占める。男性ペアなども確認できてなかなか。平均年齢は40代後半から50代前半とする。

刑務所での面会の図からスタート。ところがいきなり一年半前にタイムスリップする。いま収監に至っている「罪状」をこれから説明いたしますよ、ということらしかった。

ところが、よくよく見ると「以前に関わった薬関係の傷害?殺人未遂?の裁判」の模様。つまり、この人たちは、以前(この作品の前段=第一作目に当たる「いつだってやめられる 7人の怒れる教授たち」)に関わった人たちが法廷にさらされているというのだとわかる。まあ、これは、あとでヤフーレビューで知った内容であり、そのシーンが登場する意味がよくわからなかった。
司法取引を迫られる主人公。Okを出すが、チリヂリバラバラになっているチームを再編成するのに数十分。さあて、お仕事開始、かと思いきや、仲間割れともぎすぎすした関係とかが露呈したり。しょっぱなの"ガサ入れ"では銃撃されてリーダーが負傷までしてしまう。
それでも契約通り、30種類の新成分を摘出。それでお役御免か、と思いきや、「最後の一種」にアプローチできるまで契約は続行だと捜査サイドが言い始める。仕方なくその物質の製法に一同が苦心惨憺して取り組んだ結果「大量のピル」からそれが作り出されることが判明。それを奪おうとする製造元との丁々発止が繰り広げられるのがクライマックスシーンとなる。
GPSで追い付いた先には、ピルと製造装置を残して悪党一味は雲隠れ。だが、それは罠でもあった。結局追い詰めたはずの彼らがお縄を頂戴してしまうという結末になってしまった。ウワ――。しょっぱすぎる結末…だが、最後の所持品確認でその物質自体が神経ガスであることを突き止める主人公。ただことではないことを悟った瞬間、タイトル!!!
でも、続編もあるよ、という風に見せてくれる短編もあって、これで晴れて彼らは無罪放免に・・・なるのか?でおしまい。

3部作とは、ヤフーのレビューを見るまでわからなかったが、それならば唐突な始まりも、尻切れトンボで続編あり〼とちょびっと予告編よろしく見せたあたりも納得がいく。
実は、スクリーンで見る初のイタリア映画。低予算まるだしながら、笑かすところではきっちり笑いを取ってくれる。カーチェイスのシーンも、本国なら大爆笑に違いないと思える(小道がどうとか、現地知らんとわかりづらい)。まあ、異国の映画であり、司法取引とか超法規的とかが日常茶飯事に描かれていることを考えると、案外日常的なことなのかも、と思ってしまう。
採点は、というと、この作品だけで判断するのは難しいことがわかった。あえて単体で言うならば、70点程度にとどまる。この点数は、別にもやもやするラストだから、というだけではなく、前を知らず、この後日談もあるとわかった以上、大持ち上げはできるはずがなく、かといって駄作、観るに堪えない、とも言い難いからである。時系列を混在させないといけなかったストーリー展開を余儀なくされている2作目が初見なのだから、いろいろもやもやするのは当然なのだ。

司法取引は失敗したのみならず、かかわった10人がすべて収監される衝撃の展開。持ちかけた警部当人は完全逃亡。だが、まさにオウム真理教よろしく、殺人ガスでテロが計画されていることを知った主人公たちがどうそれを阻止するのか…この3作目にどんな落ちが待っているのか、期待して「公開」の文字を待ってみたい。