一年365日。その中にあって「元旦」は、まさに一年の計を決めるべき端緒の日でもある。
今年は、まさに年始早々の沖縄行き、流動的ながら2月の横浜行きと、動きまくらねばならない案件が目白押しである。つまり、映画にうつつを抜かしている場合ではないのだが…

やはり記録、習慣というのは恐ろしい。
さて、2018年年末に公開されて『行こうかな』と思って放置している作品の一つが「シュガーラッシュ:オンライン」である。シリーズものにしてある体なのだが、前作を知らずに見に行っても大丈夫なのかな、という不安は少しだけよぎる。

向かった先は、時間帯を考えてOSシネマズ神戸ハーバーランドにした。買い物、食事をしてうまく時間をつぶしてほぼトップに近いタイミングで入場を果たす。
最大級に近い8番での上映だったが、ものの見事に子供連れを誘引させている。子供一人以上を含む家族連れの組数がダントツで、その後にカップル、となり、同姓ペアも女性の数組、ソロ客も10人いるかいないかレベル。10代前後、あるいは乳飲み子に近い年代の子供もいて、平均は久しぶりの20代後半〜30代前半という若さを見せる。着席は4割弱。

大の仲良しの、ヴァネロペとラルフ。かたやシュガーラッシュの看板レーサーであり、かたやゲーム中の悪役の位置に甘んじている。変わったことがしたいと常に思っているヴァネロペにラルフは好意で新ルートを開発するが、それがよもやの筐体の不具合まで誘発するとは…そして物語が始まっていく。

さて、クライマックスも何も語ることなくさっそく採点に移る。
今さらだが当方の採点基準は、80点が一つの「及第点」である。これより上なら、「まあみれる作品だな」といえるし、90点を越えてくると、「これは傑作の部類か?」となる。逆に80点を下回ると、人にはお勧めしづらいし、70点以下は「見ない方が身のため」クラスとなる。
で、この作品は、というと、75点をTwitterでのファーストインプレッションにしたのだが、そのままPCレビューも引き継ぐ(なお、Yahoo!映画の総合星は☆☆)。
理由は腐るほどあるのだが、例えば不安定な状態になっているヴァネロペに現れる現象がラルフには表れていないこと、でもウィルスには100%不安定と検知されてしまうところ、であるとか、大量のウィルスラルフが突如消えてなくなるシーンとか、ヴァネロペがインターネットの世界に入り込んでしまうとか…ネットに潜入でき、そちら側に行けてしまうことの安直すぎる展開とその間のアーケードゲームのヴァネロペが消えたことによる閑散ぶりも描かれているので自分勝手の影響がゲームに何をもたらすのかを分からずにいるキャラクターの存在が浮き彫りになる。

つまり、大団円とはとてもいいがたい結末なのである。もやもやすること甚だしい。自分の居場所に戻ってきただけのラルフがまるで間違っているかのように描かれている最後の出動シーンはラルフが不憫に思えてしまう。
なので、「え?これでおしまいですか?」となってしまった。ヴァネロペを取り戻せる含みこそ持たしたと考えれば、続編あり?と言っても言い過ぎではないと思う。だが、それも今の段階ではわからない。

微妙な出来だった。ちょっとしたくすぐりや、一応賑やかしのプリンセス大集合も埋め草とするにはもってこいだろう。ラルフ救出作戦も、プリンセスが大活躍なのだが…もっと意外性のある救出劇にしてほしかった。
一本の映画として、成立しづらく見えたことは間違いない。