携帯の速報が入ってきたとき、「誰か死んだのか」と色めき立った(あのグループに限って誰かが捕まったとかはないだろうしな)ほどであり、そんなことは一切感じさせなかっただけにただ驚きの方が強かった。

記者会見は、冒頭、リーダーの大野君が「僕が休む、それに伴い嵐の活動を休止する」と宣言しての会見のスタートだったわけだが、彼の「群れて行動したくない」性格を今の今までよくぞ4人は支えてきてくれたものだと思う。リーダーになってしまったから、「抜ける」といい出せなかった20年間。グループの空中分解の危機も一度や二度ではなかったようである。

しかも驚くのが、その発表を内々でしていたが2017年の6月。イベントの最中にリーダーの呼び出しがあってのことだったようだが(大阪で、という話から、このイベント・・・嵐のワクワク学校2017〜毎日がもっと輝くみんなの保健体育 であることはほぼ間違いない)、それからの約一年半、沈黙し続けていた(もちろんほかにリークもされていなかったことから、よほど情報管理の統率が取れていたのか、と思う)。そして2020年末までの約1年11か月間は普通に仕事をしていくと宣言したのは、その準備期間や告知するタイミングとしても、絶妙であるといえた。

その一方、質問する記者の側に、悪意や恣意的なものを感じずにはいられなかったのも事実だ。特に「無責任」と聞いた記者の方こそ、そこまでファンを想い、20周年も祝えるようにスケジューリングしていることを分かりもせずにそんな言葉が言えたものである。
そんな煽りに冷静だったメンバーたち。だからこそ、この会見はひときわ大きく報じられ評価も高いのである。ただ実績に胡坐をかいたアイドルやタレントなら、つかみ合いの喧嘩になっていてもおかしくない言動であり、それでなくても、そんな失礼な質問に答えないという選択肢もあったはずである。そこをぐっとかみしめ、自分たちの立場を朗々と述べるその姿勢。私も感じ入ってしまった。

某山口メンバーが放逐された際のグループと同じ事務所とは思えないこの対応力。これからの一年11カ月、彼らがどんな"伝説"を作るのか、今から楽しみで仕方ない。