2019年4月28日。
新たな記念日の出現が、終わろうとする平成の間近に発生するとは夢にも思わなかった。
そう。まだ完全上映終了ではないものの、よほどのことがない限り、スクリーンで見られる「キミコエ」のラスト上映が、新設直後の大須シネマのこけら落とし作になったとなれば、万難を排して向かわざるを得ない。
私のスケジュールは、最終日。そこ一点に絞る。GWただ中とはいえ、そういうタイムテーブルにしてあるのには逆らえない。
大阪7:30発の高速バスは、途中の渋滞を飲み込んでなんとか30分延着ですむ。名古屋市内の散策するには十分過ぎる時間。まずは、いきなり現地を視察兼購入まで済ませる。果たせるかな、見事一番!
ラーメン店や旧ダイエー店舗&跡地を巡っても、15時過ぎまでで完遂。余裕をもって現地でたたずむ。
淡路からのとんぼ返りというフォロワー氏を待つことしばし。発売一旦締め切り時間ぎりぎりで到着され、14番の札をもらったといわれた。のちに二人が入ってこられたので16名で確定。

男性ペアとカップル以外はソロ客。ほとんどがオッサンレベルか、と思いきや、30代あたりの方も散見された。平均は40代前半と計測したい。

開始一秒。ブルーレイっぽいオープニングで、ああ、そうなのか、と思うわけだが、レコードの鏡文字で「あ、劇場版そのものだったのか」と思い直す。
ところが、である。
今までの10回の鑑賞ですら思ったことのない、感情の発露が次々飛び出す。幼少期のなぎさが転んでコトダマが現れるところだったり、鐘衝堂で思いのたけをぶちかますところだったり。正直、自分でもどうしたんだ、と思うほど涙腺が開幕当初から緩みっぱなしなのである。

そんなことだから、いわゆる泣かせどころではもう本当にどうしようもなくなってしまっている。最後の放送、合唱シーンは、今までにないトンデモな感情があふれだしてしまった。
かくして鑑賞は終了する。
それでもなかなかに立ち上がれない小生。絵はともかくとして、音響にかなりビビッドに反応したせいではないか、とさえ思う。体力を使う映画鑑賞なんてなかなかないことだと思う。

ツイッターには、感謝の言葉しか書きようがなかった。あの応援上映で完遂したと思っていたからなおさらである。
8か月ぶりに見る当該作品。もう「次」は想定していないが、この作品史上、「応援上映」以来のエモーショナルな一回になったことは間違いない。