IMAXの凄さを体感したのは、わずか2週間だけで、その後再上映ももままならない「君の名は。」が最初である。
間もなく公開の「ワイルドスピード」は、今回はシリーズの内容が別もの(スパイアクションじゃねーかwww)になっていることを承知の上でIMAX一本やりで見る予定にしている。
日曜日の劇場は、阿鼻叫喚の地獄絵図になろうとしていた。「天気の子」のみならず、「トイ・ストーリー4」も売りきれ寸前まで入れ込みが発生。つまり、劇場自体がパンクしないまでも、処理能力の限界を感じ取っていた。
当方も嬉々として「売りきれ」証拠写真を撮りまくる。14時のIMAXは当然、通常版も、直近3上映回が売りきれている。
やや前より、右翼に席をとったが、隣には、40代女性が座ってくる。まあ、静かに鑑賞してくれそうで何より。

IMAXの真骨頂が見られるのは、いきなりのタイトルの消失。恐ろしいほどなめらかで、すべてが雨粒のように消えていくのに、ため息しか起こらない。
神宮外苑花火大会のシークエンスは、たださえきれいなのだから、IMAX仕様のそれは、もう感動を通り越して泣けてしまう。もちろん、ヒルズの屋上で夕日を我々も観るのだが……それまでの陰欝でグレーな世界からの転換に私は息をのんだ。
代々木会館での大立ち回りも、埃の一つ一つまで丁寧に書き込まれているのを確認して驚きを隠せない。帆高が天空に舞い上がり、落ちていくシーンもただただ綺麗だった。

そしてラストシーン。高校生になっている陽菜のぱっと華やいだ笑顔に私は胸を射抜かれた。自然と涙がこぼれてくる。「もう大丈夫だよ」。そこには、そう言われて、全然大丈夫じゃなくなっている中年男性がいる。

大音響で迫りくるシーンは、「お願いっ」からのトラック爆発シーン。これはさすがに内容分かっていても腹の底までずしりと伝わってくる。赤系の鮮やかな発色がない分、苦戦するかと思われたが、メリハリはちゃんとつけているからすごい。

今とりあえず、ここまでの3回をかみしめているところである。世の中の解析衆に負けじと当方も下書きをそろそろ始めようと考えている。