ハロウィーン動員をもくろむTOHOシネマズが、1200円で一週間連続で見られる週間を設定してきた。仮装する/お菓子をもらえるという子供向けのイベントだったはずだが、今や、騒動になるくらい、日本に受け入れられている。

一週間限定とはいえ、その中に日曜日も含まれているとなったら、はしご不可避である。
新規開拓も含めて、今回は、TOHOシネマズ伊丹を鑑賞地に設定する。
もともとダイヤモンドシティだったこともあり、イオンモールの中に入っているTOHO系という変わり種。だが、いつも思うのだが、ここはそんなに大混雑するイメージがない。何度か「君の名は。」鑑賞時に赴いたし、今のシネマイレージカードを作ったのもここ。結構曰くありな場所でもあるのだ。

朝イチは、「空の青さを知る人よ」の2回目鑑賞。平易なストーリーで、別に見直し必至、というレベルではなかったのだが、今回の鑑賞は、いわば「完全に手のうちに入れる」ための鑑賞であった。
特に、「なんでしんのがあのお堂に居たのか」を確実なものにしたかった。答えは簡単で、彼こそは、ギターの精だったのだ。13年放置され、弦もさびている。オープニングでケースを触る描写があったので気になっていたのだが、そこに入っていたのは、ギター本体ではなく、想い出たち……ライブ告知のチラシや、メンバーと幼いあおいと撮った写真などが入っていて、ギターはこのお堂に置き去りにされていたのだった。
だからお堂から出られないのも導き出せる。そして、遂に脱出が可能になったその時、彼は、ギターの束縛から解き放たれるのだ。

うーん。なかなかにいい見せ方ではないか。
しんのと慎之介の対峙シーンは、ここ最近のアニメーション演出の中でも屈指のレベルのセリフの応酬だった。みんな熱い。だから我々も感じ入ってしまうのだ。
ラストのあおいの泣き。私が同じ立場でも泣いてしまっているだろう。「泣いて……ないし」と強がるあおいの、本当の弱さと、泣くことで前を向くことに舵を切った決意を見出すのだ。

及第点には少し足りない成績に終わりそうな「空青」。それでも、かなりの人に良い印象を植え付けたこともまた事実である。私自身が複数回観る=良作認定 なのもうなづけるところである。