静岡PM3時前、というのは当方の予定通り。どうあがいても、7時までには東京23区内には突入できる時間帯だ。
当初の計画は「昼行高速バス」。JR普通運賃が3400円強するのに、安い便だと2000円台からある。だから最初はそれにするつもりだった。
ただ、時間の問題が発生する。バスを予約したはいいが、それに間に合わないという失態は避けなければならない。と考えて、敢えて予約をしなかったのだ。
そうなると、ちょこまか止まり、時間もJR並みにかかる高速バスのアドバンテージがなくなるのだ。確かに乗り換えなしで行ける部分は捨てがたかったが、結局は「みどりの窓口」に向かう。
静岡から熱海行きに乗車。駅間をぶっ飛ばすさまは、キロ程から考えても関西圏の快速とほぼ同等の飛ばしぶりである。途中で座席にもあり付きつつ、東へ東へ向かう。
三島に到着して、悪い虫が出る。新幹線の利用だ。
三島−熱海−東京は、在来線だと2時間弱。こだまであっても、新幹線なら三島−東京間は抜かれる本数次第ではあるけど、一時間かからないのだ。当初は、熱海からグリーン車利用を画策していたので、プラス数百円で時間を買えると考えれば、全然有意義でもある。

ご多分に漏れず、自由席が大量に設定してあるこだまであっても、三島発の列車でないと、さすがに混雑の度合いは激しい。それでも、3人席の一角を認めて着席する。
お隣の二人連れは、これから仙台方面に帰ると思われる熟年のおばさま。おそらくジパング倶楽部で旅行されているのだろう。年中ほぼ3割引きなので気兼ねなく乗れる(窓口購入で、手間暇かかるのが仕方ないけど)のがいい。

早々に東京に降り立った当方だが、実はやりたい(やり残した・確認したい)ことは山盛りあった。で、とりあえず向かおうとしたのが、六本木ヒルズ。そう。ヒルズタワーのエレベーターの実物に触れたかったのだ。そこに向かうべく購入したのは、メトロの24時間券。一日乗車券より使い勝手がいいというのが魅力だった。
だがヒルズを徘徊するも、タワーに通じるエレベーターのハードルは意外に高いと知らされる。30分ほどで諦めて次の目的地……田端に向かう。
夜も更けつつある時間帯で、正直写真を撮りに行ったわけではない。それは、記事のためのデータを補完する目的が大きかったのだ。
言わずもがな、「あの通路の幅はいったいどのくらい?」を正確に測りたかった。計測の結果、道幅は、3メートル強。もう少し狭いと思っていたのだが、これで「あのシーンが確実に再現不能」ということも明らかになる。

田端から池袋に向かう。池袋周辺は、ほとんど土地勘もなく、下調べもしていなかったので、ほどほどウロウロするにとどめる。
最近のトレンドでもある、ワンカラ店で一泊、というスタイルを今回も踏襲。同じビルに入っているサイゼリアで夕食をとり、ワンカラ店の上階にあるネットカフェでデータの収集等を行って、店舗で約4時間歌唱して眠りにつく。