東京都知事選が公示された。


と事実を述べるにとどめたくなるような、一切かかわりたくない候補者たちの顔ぶれを見て唖然とするほかはない。

緑のタヌキこと小池現都知事は、カタカナ語を使うことがステータスといわんばかりのずれた感覚だし、野党揃い踏みで支援されている宇都宮氏は赤っぽい発言のオンパレード。ベクレテいるのは自分の脳だけにしてほしいメロリンは、有権者に便宜供与をうかがわせる公約で甘く誘うし、在特会という汚点を隠している極右は都政とは関係のない方向に攻撃を仕掛けるありさま。NHKがどこかに行ってしまった人はこれまた政治に未練たらたらのホリエモン傘下で出馬するし、唯一まともだと目される小野氏は線が弱くて支持が広まっている風には見えない。今回その他有象無象にドクター中松(病床中)やマック赤坂(区議で活躍中)もいないので、精細を欠くとは言うものの、この6人以外が大量獲得できるような素地も見当たらない。

とにかく「小池都政」を変えようとしない自民党のやり方は今の国政のように、消極的支持が当選を生むという構図でしかない。
そうは言っても、その昔、美濃部都政は、ばりっばりの赤っぽい施策を次々実現。もちろん、のちの肥大化していく東京を御せる舵取りとは言えないものばかりで、結果的にインフラの大幅な立ち遅れは土地収用の難しさなども相まって失策とされている。唯一の反小池としての宇都宮氏だが、こういった都政になることは十分に考えられる。

東京が止まれば、日本は急ブレーキがかかる。あるいは東京から逃げ出してしまう企業も少なからず出てくるだろう。そうならない候補者が今までロクに仕事をしていないと思われる小池氏だけというのが日本の政治の層の薄さを露呈させてしまっている。
盛り上がらない都知事選。このままでいいのだろうか?