さあ大変だ。
2/11の建国記念の日は木曜日。しかもこの日に公開スタートする映画が林立しているのだ。本来のスケジュールなら、金曜日スタートが多いわけだが、一日早めてスタートダッシュを決めたい製作サイドにしてみれば、日指定の祝日が木曜日にあるなら、集客につながるこの日を封切日にしたいはずだ。そして恐るべきことに、「すばらしき世界」「ツナガレラジオ」の二本が初日だったのだ。

ともかく劇場に向かう前に、webでスケジュールを見ていて、一本の映画を見つけてしまう。それが「名探偵コナン 緋色の不在証明」だ。
4月にコナン新作の公開は決定している。その露払い的・前ふり的な内容だとは理解していたが、私自身がコナンのテレビ作品とはそこまでの付き合いがない。なので、新作で関わりを持つ赤井一族の4人の属性や出自などを深く知る由もない。
「緋色の弾丸」自体は今回初めて鑑賞することにしているわけで、コナンシリーズとしては、レギュラー新作映画として初参加となる。その前ふりである当作も、故に見ておいて損はない、との計算からである。

osシネマズで元旦に買った福袋の中に映画チケットがあるのを思い出し、さっそく3枚消費。公開初日/初回を見られたのは記録だ。
言わずもがなだが、コナン系は腐女子が多い。実際館内は、驚くぐらい女性陣の入りが目立った。ソロは男女50:50程度だが、ペアとなると一気に女性が圧倒。男女比は、3:2で女性優位、平均年齢はお子様がいなさ過ぎたこともあり、40代前半と高どまった。

ストーリーは、冒頭、赤井と思しき人物が百貨店から出てくるところを黒の組織のスナイパーが狙うところから始まる。当然、新作とはならず、一部絵の修正等は行われているところだろうが、テレビ版の再編成・再編集。おかげでエンドロールはごった返すことにもなった(そこら辺の新作の2倍くらいのクレジット量には驚いた)。
とはいうものの、最初からそこそこのクオリティで送り出されているからこそ、一本の映画にまとまっても十分鑑賞に堪える。そこは意外だったし、今後の作品の指針にもつながると思われる(完全新作でもないのに動員一位作に肉薄するくらいの動員を記録しているんじゃ、製作サイドがちょろいと思わなくもないw)。
得点は、どこまで行っても新作ではないところが影響し、90点どまりとする。
新作でキーパーソンになる赤井一族。その彼らの人となりや素顔、もっと言えば新作に至るまでの足跡までも追える形に仕上げたのは、新作に対する予習、あるいは「こんな連中が出てくるなら新作も見てみようかな」という広告宣伝や需要喚起になっているとみるべきだ。テレビシリーズも20年以上。どこまで記録を伸ばせるのか、楽しみである。